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選挙の経済学 投票者はなぜ愚策を選ぶのか
 
 

選挙の経済学 投票者はなぜ愚策を選ぶのか [単行本]

ブライアン・カプラン , 奥井 克美 , 長峯 純一
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

大多数の有権者は、市場メカニズムを過小評価し、貿易の利益を過小評価し、労働の価値を過大評価し、経済をあまりに悲観的に見

通す傾向がある。こうしたバイアスが存在するために、私たちはわざわざ間違った政策を選び、民主主義を台無しにしている――。
経済学の手法で、投票行動の非合理性を分析し、世界を動かしている民主主義の矛盾を解き明かした注目作。
グレゴリー・マンキュー教授(ハーバード大学)も絶賛の一冊!

著者について

ブライアン・カプラン(Bryan Caplan):
1971年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で経済学修士、プリンストン大学で経済学博士修得。現在、ジョージ・メイソン大学准教授(公共選択論、投票の非合理性)リバタリアニズムおよび自由市場資本主義の信奉者として知られ、EconLogなどネット上での発言にも注目が集まっている。

[監訳者]
長峯 純一(ながみね じゅんいち):
関西学院大学総合政策学部教授。1958年生まれ。専門は財政政策、公共選択、政策分析。茨城大学人文学部卒業、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(経済学)。序章、第1・2章担当。

奥井 克美(おくい かつよし):
追手門学院大学経済学部教授。1963年生まれ。専門は公共経済学、公共選択論。慶應義塾大学経済学部卒業、法政大学大学院社会科学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。第7・8章、終章担当。

[翻訳者]
湯之上 英雄(ゆのうえ ひでお):
千葉商科大学サービス創造学部専任講師。1980年生まれ。専門は公共経済学、地方財政論。関西学院大学総合政策学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、同博士後期課程単位修得退学。博士(経済学)。第3章担当。

中村 まづる(なかむら まづる):
青山学院大学経済学部教授。専門は経済政策、公共選択論。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士(政策研究)。第4章担当。

飯島 大邦(いいじま ひろくに):
中央大学経済学部准教授。1963年生まれ。専門は公共経済学、公共選択論。中央大学経済学部卒業、慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。第5章担当。

石田 祐(いしだ ゆう):
国立明石工業高等専門学校講師。1978年生まれ。専門は公共政策、NPO論。関西学院大学総合政策学部卒業、同研究科博士前期課程修了、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程単位修得退学。第6章担当。

登録情報

  • 単行本: 474ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2009/6/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4822246094
  • ISBN-13: 978-4822246099
  • 発売日: 2009/6/25
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書の主張は論争的だが、すべての有権者にとって一読の価値はあろう。

テキトーな内容紹介:
アメリカで行なわれた意識調査に基づいて、
一般の選挙民が持つ経済観と経済学者のそれとの差異を指摘し、
そこから一般人の経済観、信念に見られる4つのバイアスを指摘。

そして信念に対する選好という考えを導入し、
一般の選挙民がその選好によって、自分たちにとって不利な政策を
嬉々として選ぶと主張する。

そういったナイーブで扱いづらい選挙民と
狡猾な政治家らとの相互作用によって、
民主主義は経済的な大惨事を免れているとも。

民主主義よりは市場の方がまだ信頼できるとも。
経済学者たる者の心得みたいなものも提示してくれる。

これから読むひとへの、ささやかな忠告:
訳者あとがきで、訳者ら自身認めているように、訳はよくない。
誤訳、原文での強調(イタリックなど)の無視、
原文では標準文字が訳文ではなぜか太字になっている箇所が
目につく。

もしあなたが英語で読むのが苦でないなら、
原著で読むべきである。Bryan Caplan著 The Myth of the Rational Voter
もしあなたが英語で読むのが苦であるなら、
原著をわきに置いて、本書で意味不明な箇所は原著で確認すべきである。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
内容: 政府の経済運営に不満を持っている人は多いけど、でもなぜ政府は失敗するんだろう?? 有権者の投票行動の経済学的な分析から、政府・民主主義の失敗を説明した一般書。。 カプラン曰く、『政府は人々の望むものを達成できなくて失敗するんじゃない。人々の望むものを達成するから失敗するんだ!』 経済学の教科書を開いた事のない人々も経済政策に投票するんだから、間違った経済政策が選ばれるのは自然だ!って事だそうです。 感想: クオリティは芸術的に思えるけど、数式は使われてないけど、ミクロ経済学を学んだ経験がないと理解しきれないだろう難しさ故に、一般書としては中途半端なんじゃないかなぁ。 『不合理の需要曲線』とか、とんでもない事言ってるカプラン。でも彼は間違ってないかもしれないと思いました。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
8/30に選挙があったが、是非その前に全選挙民に読んで欲しかった一冊。

民主主義にはいくつかの仮説が存在する。その中の1つ、「集計の奇跡」が前提とする「無知な投票者はランダムに振舞う」という仮説を崩す事から物語は始まる。無知な投票者はランダムではなく、「無知ゆえのバイアス」を持つのだ、と。偏りの存在は、不況の要因が経済学者と一般人でいかに結論が違うかを用いて示される。

著者は、このバイアスの存在理由として「合理的な不合理性」という説を提示する。これは「合理的無知」の拡張版。合理的無知が「無知である事のペナルティが、学習コストを下回るなら、無知なままでいる」のに対し、「合理的な不合理性」は「不合理である事のペナルティと不合理な理解をするコストの合計が、無知である事のペナルティ、本当の知識を学習するコストのいずれをも下回るなら、人間は不合理な説明で納得する」というもの。

このほか、「利己的投票者仮説」なども否定していく。そして、「利他的な愚者」が多数の場合に、政治家がどのような行動に出るか、説明していく。その中には、「優秀な政治家ほど二枚舌を使う」などの結果も示される。

特に最初の方で示される、経済学の常識に関しては『クルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)』などを先に読んでおくと、納得がいくだろう。幸運にも、私はこちらを先に読んだ直後にこの本を読んだので、ものすごくすっきりと納得がいった。

これは是非、次の選挙までに読んでいただきたい一冊です。
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