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選択の科学
 
 

選択の科学 [単行本]

シーナ・アイエンガー , 櫻井 祐子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,700 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

★ NHK「コロンビア白熱教室」のテキスト!
2011年11月27日(日)からNHK教育で放映の始まった「コロンビア白熱教室」のテキストとなっているのがこの本です。 「選択」こそが、人間に活力を与える。
コロンビア大学ビジネススクールの美人教授シーナ・アイエンガーは、この20年間、ずっと「選択」をテーマに研究し、さまざまなユニークな実験や調査をおこなってきた人です。
たとえば、思春期を迎えたお子さんのいらっしゃる方で、親がコントロールしていた状態から外れて、やりたいことを主張するわが子にどの程度の自由を与えたらよいか悩んでいる方も多いと思います。
そうしたときに、この本の冒頭に書かれている「選択権を持つことは生き物の基本的欲求である」という様々なデータをみせられると、考え込んでしまうことでしょう。
動物園の動物は、野生の動物より、はるかに食糧、衛生状態の面でめぐまれているにもかわらず、寿命は圧倒的に短い。たとえば野生のアフリカ象の寿命は56歳ですが、動物園のそれは17歳。動物園の動物には、過剰な毛づくろいや、意味もない往復運動などの神経症状をみせる動物が多いのです。その理由は、野生のときのような、「選択」ができないからだ、ということが明らかにされます。
人間だって同じです。英国の20歳から64歳の公務員男性1万人を追跡調査して、さまざまな職業階層と健康状態の比較を行うというものがありました。その結果は、「モーレツ上司が、心臓発作をおこして40代でぽっくりいく」という予想と真逆の結果が出ていたのです。職業階層が高ければ高いほど、寿命は長かった。これらは、職業階層の高さと仕事に対する自己決定権の度合いが直接相関していたことに理由がありました。
これらを読むと、ある時期がきたら、親の制約はほどほどにして、「自己決定権」を子どもに与えていくようにしないと、健康問題をふくむさまざまなリスクが生ずるということがすっきりわかります。
この他、現在、産業界に広く応用されている「ジャムの法則」を発見し、実験によって実証したのもアイエンガー教授です。
「ジャムの法則」はアイエンガー教授が、ドレーガーズという高級スーパーマーケットを舞台に、1995年に行った実験で、「豊富な選択肢は売り上げをあげる」というお店の方針を実証しようとするものでした。ところが、結果は逆、24種類のジャムを売り場に並べたときと、6種類のジャムを売り場に並べたときでは、前者は、後者の売り上げの10分の1しかなかったのです。 この結果が実証的に確かめられると、金融商品のバリエーションから、洗剤などの消費財、はては、コンサル会社のコンサルの方法まで、選択肢を絞ることで、顧客満足をあげるというふうに変わっていったのでした。
そのほか、他人に選択権を委ねたほうがいいのはどんな場合かなどなど、ビジネスや実生活でわが身にひきつけて考えることのできる様々な調査結果が本では披露されていきます。
「コロンビア大学ビジネススクール特別講義」とサブタイトルをつけた、アイエンガー教授の『選択の科学』は、ビジネス的な発想にもヒントになるデ

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

アイエンガー,シーナ
1969年、カナダのトロントで生まれる。両親は、インドのデリーからの移民で、シーク教徒。1972年にアメリカに移住。3歳の時、眼の疾患を診断され、高校にあがるころには全盲になる。家庭では、シーク教徒の厳格なコミュニティが反映され、両親が、着るものから結婚相手まで、すべて宗教や慣習できめてきたのをみてきた。そうした中、アメリカの公立学校で「選択」こそアメリカの力であることを繰り返し教えられることになり、大学に進学してのち、研究テーマにすることを思い立つ。スタンフォード大学で社会心理学の博士号を取得。現在、ニューヨークのコロンビア大学ビジネススクール教授

櫻井 祐子
1965年、東京生まれ。京都大学経済学部経済学科卒。大手都市銀行在籍中の96年、オックスフォード大学で経営学の修士号を取得。98年よりフリーの翻訳者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/11/12)
  • ISBN-10: 4163733507
  • ISBN-13: 978-4163733500
  • 発売日: 2010/11/12
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
63 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 梵太
形式:単行本
本書は社会心理学者であり、コロンビア大学ビジネス
スクールで教鞭をとる著者が「選択」をテーマにして自
らの研究を中心に社会心理学における知見をまとめ
ている。
「選択」というテーマでどういった内容を述べているか
というと、大きく2つの点に分けられる。ひとつめは、
私たちが自由に選択しているつもりでも、選択場面の
状況や選択肢の提示のされ方から影響を受け、特定
の傾向をもっていることである。ふたつめは、私たちは
ある選択を選んだときにその選択に対して満足もしく
は不満の意識をもつが、満足度を高める要因は何か
という問題である。
社会心理学分野の様々な先行研究の知見や著者が
実際に行なった研究が述べられている。平易で丁寧
な表現で、読み物として非常に面白い。また、アカデ
ミックな知見を日常生活の文脈に沿うように解説して
あり、題名ほど堅苦しい内容ではない。

少々細かいことだが、“The Art of Choosing”のArtは
「芸術」という意味ではなく「人文科学」という意味で用い
られているから、直訳で「選択の科学」で間違っていない。
(“science”は「自然科学」であり、本書の場合は不適当)
慣例的にもこの手のタイトルに使われるArtは科学と
訳されている。本文と訳者あとがきで「芸術」という表現
を使っているのは、レトリックにすぎないと思う。余計な
おせっかいではあるけれども他のレビューを読んで気に
なったので。
このレビューは参考になりましたか?
45 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「白熱教室」という名のつく、大学の講義についての本はサンデル教授以来、増えてきたと思う。

しかし二番煎じ、三番煎じを狙っているのではないかという思い込みは打ち砕かれ、非常に面白かったし、講義の厚みを感じ、勉強になった。

「選択」という行動を、ビジネスや日常生活の事例にあてはめながら心理学的、科学的な考察を加えていた。
この心理学的な考察の部分において、断定しないことで読者に考える余地を与えていた。
政治的なバランス、生物学的な本能、文化的な文脈と異なる次元の「選択」」を「判断、選択せざる得ない状況」のイメージを思い浮かばせながら、議論していく。

著者の繊細な心理やバランス感覚は盲目の中で研究を立て、視覚優位文化との共存を図ってきた中で培われたのであろう。
情緒的な要素を抑制して「選択」について語ることで、逆に、著者自身の人生のおける痛みを伴いながらも生きることへの「選択」が、透けて感じられた。
人格的にもできた人なのだろうと思う。

良い講義とは演者の人となりが伝わってくるものなのだなあ、と実感した1冊。
このレビューは参考になりましたか?
75 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
放棄するという選択もまた選択であり、
良し悪しで、選択という行為を結論付けていない点に、
何より好感を持てました。

著者は、コロンビア大学ビジネススクールの教授です。

自身の終身在職権再審査をきっかけに、
170冊以上の参考文献と50以上の情報源と共に、
自身の20年来の研究テーマである“ 選択 ”についてが、
まとめられた一冊です。

形のないものを科学するのは面白ですね。
それが自分の日常にありふれているものだからこそ、
個人的には好奇心をそそられます。

例えば、
『動物園の動物よりも野生の動物の方が長生きなワケ』
について“ 選択 ”という視点で述べられている項目。
宗教と“ 選択 ”、義務などについての幸福度調査も面白かった。

シンデレラとムガル帝国皇帝の妻の対比や、
恋愛結婚と見合い結婚を“ 選択 ”の視点で考察している項目。
ポーランド人とアメリカ人の炭酸飲料の実験結果も面白かったですね。
それに付随した『自分の選択についての認識』テストみたいなものも、
非常に興味深かった。
仲の良い友達などであれば酒の肴にもなると思いました。

日常的な視点で言えば、
本書第7項の選択の代償などは、まさに代表的かと思います。
本書の中ではジュリー・ジレンマとして出てくる内容です。

わが子の延命措置を施すか否かという項目の、
アメリカとフランスの調査結果は、
選択の代償を的確に言い当てていると思いました。

日本の陪審員制度が陪審員へ与える負担がいかなるものなのか。
これは単純にアメリカの陪審員たちとは、
比較できない日本社会という背景の存在を強く感じました。
ニュースや報道のみでは理解し得ない一端を、
本書で垣間見た気もしました。

まあ挙げると、本当にきりがないですが、
考察のほとんどは著者自らの視点や研究結果に偏っていないため、
全体的には独りよがりな印象がなく、
個人的にはよかったです。

ただし、都市伝説的な不確実な情報がゼロなわけではありません。
全てが真実のように書かれている点は否めないので、
本書の情報や研究結果を懐疑的に楽しんで読むことを、
個人的にはおすすめしたいです。

私自身は初めて触れる内容が多かったため、
非常に興味深かったので、★5つとしました。
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最近のカスタマーレビュー
豊富な実験データに、ビジネスのヒントがある良書
 本書の結論は「選択=自己裁量が人を幸せにする。しかし、ビジネスには例外が多々ある」に集約できる。... 続きを読む
投稿日: 14日前 投稿者: 広島Carp
結論は常識の範囲だが、その科学的裏づけが明確化されている
 NHKの放送で評者も彼女の存在を知った。TVを見るより本を読むほうが早いと思い読了した。... 続きを読む
投稿日: 27日前 投稿者: 五島雅
NHKで放送を観て
たまたまNHKで放送をしているのを観てから内容に興味がわき購入しました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ncis
あっという間に読んでしまいました。
テレビ番組を見てから、この本を購入して読みました。本当に興味深く、あっという間に読んでしまいました。
「白熱授業」も中でも、これが一番楽しめました。
投稿日: 1か月前 投稿者: うの
中身は素晴らしく再読はしづらい海外講義本の典型書
瑣末なことから重要なことまで、日常的に行う「選択」という行為。後悔や満足感を感じること様々ですが、題名に惹かれ手に取りました。最近再読。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: BabySteps0605
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大変気づくことが多い良書。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 組織・人事イノベーター
「選択」という観点から、私たちが幸福に生きる手段を考えさせられる一冊
本書での基本的な考え方は、
「人間は、自分自身や、自分自身が置かれた状況を自分の力で変えたい、... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: tom15
インド的着眼点がおもしろい
第6講の「豊富な選択肢は、必ずしも利益にはならない」これが本書の主題だと思われる。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: hto
選択が力だと本題に入るまでが弱いのが残念
読み始めたのは、11月くらいだったのですが、読み終わったのが先週末という時間がかかってしまった一冊です。(その間にたくさんの本を読みましたが)... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: あかいまこと
専門家が,選択に迷う人々に対して,なぜ適切なアドバイスができ るのかを解明した本
***
 人間は家族から生まれ,やがて自らも家族を形成し,より広い社会とかかわりを持ちながら,最後は死に至ります。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: シゲトテレス
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