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遭難、
 
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遭難、 [単行本]

本谷 有希子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「トラウマ」のせい? 単なる「嘘つき」?
鶴屋南北戯曲賞、最年少受賞! 放課後の職員室。乗り込んできたのは自殺未遂の生徒の母親。「諸悪の根源」は誰なのか? 本谷有希子の話題の戯曲を完全収録。

内容(「BOOK」データベースより)

生徒の自殺未遂を機に、放課後の職員室は修羅場と化す。いじめのせい?教師のせい?責任転嫁と疑心暗鬼のスパイラルを辿ると、そこには、世にも性悪な女がいた―「トラウマ語り」の欺瞞を鋭くえぐるシリアスコメディ。2006年度No.1戯曲を決める“演劇界の直木賞”こと第十回鶴屋南北戯曲賞、受賞。

登録情報

  • 単行本: 164ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/5/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062140748
  • ISBN-13: 978-4062140744
  • 発売日: 2007/5/16
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 223,603位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いま一番のっている若手女性作家、だと僕が勝手に思っている本谷有希子さんの最新作。(2007年5月現在)

人間の醜さとかそこから染み出すおかしさがありったけに詰められた作品です。やっぱり本谷有希子ってすげぇとしみじみ思わされます。

でも、それより何よりこれを出した講談社にはびっくりしました。出版業界では「売れない」ことがなかば定説になっている戯曲を、それもいまのところは「売れっ子」というわけでもない本谷さんの戯曲を、よく出した。
その心意気が嬉しいです。

戯曲というとどうしても敬遠されがちですが、きっと面白く読めるはずです。初めての人もぜひ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本
 本谷有希子の名前を知ったのはごく最近だ。誰かが(多分、書評家か評論家だと思うが)どこかで書いていた20代前半で劇団を立ち上げた美貌の才気ある劇作家として彼女が紹介されていたのをたまたま目にしたからだが、学生演劇ならともかく、高校卒業後地方から上京してまもなく劇団を主宰すると言う強靭さと、やはり“美貌”で“才気”と言うフレーズに気が留まってしまった。で、既に幾つか出ていた単行本の中から取り合えずチョイスしたのが今作。昨年の岸田戯曲賞ならぬ鶴屋南北戯曲賞を受賞した戯曲だそうである。ある中学校で起こった男子中学生の自殺未遂を契機に展開する教師たちのディスカッション・ドラマが際限なくエスカレートしていく果てに、ある女性のブラックホールの如く強烈な“闇”が見えてくる。戯曲である為心理描写や心象風景もなく、舞台演出も俳優たちのパフォーマンスも、そして個々の台詞廻しや“間”も読み取れず、全ては登場人物たちの台詞とト書きのみで読み進めなければならないのが難点だが、それでも今作は十分に面白い。人間の持つ自己愛と責任転嫁と思い込みの激しさと大きなお世話的親切心が辛辣かつ滑稽に書き込まれ、それが怒涛の如く進み、しかも凄く上手いし笑える。いかにも社会性を感じさせるテーマでありながら、著者があとがきでそんな事象とは全く無縁の産物と述べているのもイイ。どうやらニッポン放送の「オールナイトニッポン」のパーソナリティもこなしているという彼女の才気を認識しながら、この舞台、さぞ面白かっただろうと、見逃した者としては些か残念。ゆえに★4つ。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は舞台の脚本であるが、読み物としても十分楽しめます。
「トラウマ」という言葉が日常語となったのはいつからだろうか?「他人のせいにする」という心理は自分を守る最大の手段です。
誰もが主人公のようにトラウマを捏造してゆく。
本書の主人公は私たち自身でもあります。
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