本書には、そんなソフトウェア開発プロジェクトの変化を柔軟に受け入れ、かつ創発的なプロジェクトに変えていくためのヒントが豊富に含まれている。従来のソフトウェア開発の極端な例として、「記念事業的ソフトウェア開発」と「場当たり的ソフトウェア開発」の2つの概念を提示し、そのどちらでもない新たな開発モデルを目指す。
具体的なメソッドを提示するというよりは、プロジェクトのフレームワークを掘り下げていくことに本書の主眼は置かれている。とはいえ、堅苦しく抽象的な概念論に終始するのではなく、全編を通じて、的確で豊富な比ゆが読者のイメージを膨らませ、幅広い内容に反して意外なほどあっさりと読み進むことができるのが特徴だ。「プロジェクト終了時に開発チームが心身ともに健康であること」のように、開発効率を追求する一方で、人間への配慮も忘れない。特に第12章はプロジェクトマネージャ必読と言えるだろう。
あらゆる組織にはそれぞれに特徴があり、成功への最短距離もそれぞれ異なる。本書の思想をうまく既存の組織に取り込み、それぞれの成功を目指してほしい。(大脇太一)
(日経コンピュータ 2003/10/20 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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理論的労作,
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レビュー対象商品: 適応型ソフトウエア開発-変化とスピードに挑むプロジェクトマネージメント (Object Oriented Selection) (単行本(ソフトカバー))
適応型開発の手法について説明している本ではなく、適応型開発の理論的基礎付けを行っている本。その思想やコンセプトを理解するための 本。なので実用的な内容を期待する人にとっては失望させるでしょう。 疑問に思ったことは一つ。書かれた時期がそうだからかもしれないが、 米国『Software Development Magazine』誌「第11回JOLT Award」受賞
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