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遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫)
 
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遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫) [文庫]

藤原 正彦
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「一応ノーベル賞はもらっている」こんな学者が濶歩する伝統の学府ケンブリッジ。家族と共に始めた一年間の研究滞在は平穏無事…どころではない波瀾万丈の日々だった。通じない英語。まずい食事。変人めいた教授陣とレイシズムの思わぬ噴出。だが、身を投げ出してイギリスと格闘するうちに見えてきたのは、奥深く美しい文化と人間の姿だった。感動を呼ぶドラマティック・エッセイ。

登録情報

  • 文庫: 273ページ
  • 出版社: 新潮社 (1994/06)
  • ISBN-10: 4101248044
  • ISBN-13: 978-4101248042
  • 発売日: 1994/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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56 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人間性 2005/2/28
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1991年に出たハードカバーの文庫化。
 1987-88年にケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジで研究を行った著者の生活記。
 旅行文学・エッセイとして第一級の出来。著者は数学者だが、文学寄りの人にも科学寄りの人にもお奨め。
 ケンブリッジの数学研究者たち、イギリスの人種差別、次男へのいじめ、研究報告の準備など、生活のなかの様々な出来事が包み隠さず語られている。人種差別やいじめの問題に見られるように、苦しいことや辛いことにどのように対応したか、自分の駄目だったところを含めて書かれているから、読者は親しみが持て、感情移入できる。そして現実世界の出来事として実感できる。虚飾や隠蔽ほ排したところに豊かな体験があるのだということを教えられた。
 イギリスの事物・人間を描いた文章としてもレベルが高い。一年間暮らしただけでこれだけ深い洞察を得られてしまうのでは、本職のイギリス文化研究者は立つ瀬がない。
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30 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くりぴょん VINE™ メンバー
形式:文庫
 私も他のレビュアーの方と同じく、「若き数学者のアメリカ」

が面白かったので、こちらも読み始めた口です。

 ケンブリッジでの生活、キャンパスでの教授の人間描写、次男

のいじめから人種差別を考え、その対応etc.全編がエッセイなの

でさくっと読めます。

 第七章のレイシズムからが特に面白かったです。イギリスの階

級社会の問題点を読む新聞から考察しているところなどは、なる

ほどと思いました。

 第12章のイギリスとイギリス人も興味深いです。ユーモアを

大切にし努力をひけらかすことを嫌う国民性。私はイギリス人の

友人はいませんが、なんとなく頭の中にイメージがわきあがりま

した。

 こんなジョークが書いてありました。

 無人島に男2人と女1人がたどり着いた。

 もし男がイタリア人だった場合、殺し合いが始まる。

 フランス人だった場合、一人は夫婦、一人は愛人として話がま

とまる。

 イギリス人だった場合、口をきかないので何もおこらない。

 日本人だった場合、東京本社にFAXで指示を仰ぐ。

 世界各国で文化や国民性が違いますが、だからこそ面白いとも

思います。旅行に行くのも新しい友人との出会いも、そのような

「違い」を認めるところにあると思います。自分との異質性を認

め、自己の見識を広める。読後にこんなことを感じました。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Lotus VINE™ メンバー
形式:文庫
藤原さんの著書はこれで3冊目ですが、本当に文章がうまいなあ、と常に感心してしまいます。

『若き数学者のアメリカ』では独身だった著者は、今回ケンブリッジには、奥様とまだ幼い男の子3人と一緒に滞在します。

耳慣れないイギリス英語、少し変わったケンブリッジ大学の教授達、自らの研究、荒れたイギリスの学校でのいじめと、それをきっかけにつのる家族の焦燥感、イギリスの人種差別。

それらのことに対し、情熱を持って、真摯に、かつ堂々と生きていく著者の態度には清々しさを感じました。その結果、多くの友人ができ、表面的には現れにくいイギリスの奥深い美しい文化にも心を惹かれていきます。

私もイギリスで差別を感じ、へこんだことが少しありますが、その時にこの本を知っていたらもう少し勇気ある充実した生活がおくれたかもしれないと思いました。
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ケンブリッジで生活してみたい
読んだことは無いのだけど「国家の品格」なる著書で有名になった著者なので、国粋主義の薄っぺらい御用学者だろうとしか思っていなかった。NHKの世界旅でケンブリッジに興... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: レオナルド・ダ・ヴィンチ
辛い時にこそユーモアを !
藤原氏が一家でケンブリッジのカレッジに滞在した一年を綴った回想記。藤原氏は、歯に衣着せぬ物言いと(主に奥様を対象とした)言葉によるギャグ、そして文章構成力の巧みさ... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 紫陽花
ケンブリッジに行く前に。
 この夏1週間ほどケンブリッジに行く機会がありましたので、出かける前にこの「遥かなるケンブリッジ」を読んでから... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: 早起きふくろう
文章が読みやすい
綺麗な飾りのないすっきりとした文章。著者が数学者であるからだろう。一年いただけで、身分社会のイギリスをこうまで読みきってしまうとは、さすがだ。彼は上流社会の人の集... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: egashira
若々しい視点を失わない藤原氏
40代で、家族を連れて英国ケンブリッジに留学した藤原氏。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/11 投稿者: a spiritualist
壮年数学者の英国留学体験記
本書は、平成3年10月に新潮社より単行本として刊行されたのを文庫本化したものである。文部省の長期在外研究員として1987年8月から一年間、ケンブリッジ大学に滞在し... 続きを読む
投稿日: 2008/7/29 投稿者: san-GI7
VS ハーバードMBA留学記
"ハーバードMBA留学記"(岩瀬大輔著)が面白かったので、
英国への留学バージョンとして知人に勧められ購入。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/16 投稿者: さるごりら
イギリスから学ぶこと。
... 続きを読む
投稿日: 2007/12/21 投稿者: Corybant
才能があったり,コネがあったりすると,いいなぁ
数学者としては文章は読ませる。文章は,種類こそ違え,森毅と同じくらい面白い。「遥かなるケンブリッジ」という題名も素人にはイメージ喚起的だ。最初の2章はイギリスの門... 続きを読む
投稿日: 2007/3/22 投稿者: BCKT
秀逸なエッセイ
藤原氏のエッセイは「若き数学者のアメリカ」に続いて2作目です。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/1 投稿者: himechan.M
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