1988年に宝文館書店から出た単行本の復刊・文庫化。
著者は柳田国男『遠野物語』に材料を提供した人物。遠野の若手知識人で、自身でも民俗関係の資料収集・論文執筆を熱心に行ったことで知られる。
本書は、その仕事のなかから、座敷童とオシラサマについての文章を集めて一冊としたもの。座敷童について、東北各地へ手紙で問い合わせ、返ってきた答を整理して並べた論文がメイン。考察の部分は、どうだろう、あまり…。
座敷童の出現したという話が、こんなにもたくさんあるのかと驚かされた。個性的な面と類型的な面とあり、読むほどに面白い。
解説は桜庭一樹さん。