先手中飛車、ゴキゲン中飛車は、定跡の進歩が早くめまぐるしいが執筆された時点での
最新定跡が書かれているので、中飛車党、居飛車党も知っておきたい変化が満載されています。
序章で、本全体のながれを説明し先手中飛車3章 後手中飛車3章と振り分けられています。
本文で前著の中飛車持久戦ガイドは、ちょっと中飛車に肩入れしすぎたとの意見もありと
書かれていたので、思わずそうだよなと笑ってしまいました。
というわけで著者自信 公平な立場で書かれたということです。
内容を少し拾ってみると、最近急増しているゴキゲンに対する先手が早期に▲37銀から▲46銀と
繰り出す奨励会3段の星野流の指し方については、かなり詳しく解説されていました。
またアマチュアも興味のある▲58金右に対する超急戦の変化もかなりページを費やしていました。
将棋ソフトGPSが発見したGPS新手も独自の判断の解説がなされていました。
これらの変化を知った上で、自分の研究を上乗せするにはもってこいです。
そのほかにも主流となる変化は網羅されていますので、なかなかの本です。
著者の戦略にのってしまいますが、中飛車持久戦ガイドとあわせて手元においておきたい1冊です。