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遠まわりする雛 (角川文庫)
 
 

遠まわりする雛 (角川文庫) [文庫]

米澤 穂信
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

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折木奉太郎は〈古典部〉仲間の千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛」へ参加するが、事前連絡の手違いで祭りの開催が危ぶまれる事態に。その「手違い」が気になる千反田は、折木とともに真相を推理する――。

内容(「BOOK」データベースより)

省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態に。千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。あざやかな謎と春に揺れる心がまぶしい表題作ほか“古典部”を過ぎゆく1年を描いた全7編。

登録情報

  • 文庫: 410ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/7/24)
  • ISBN-10: 4044271046
  • ISBN-13: 978-4044271046
  • 発売日: 2010/7/24
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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遠回りしても 2009/8/11
By 弓月
形式:単行本
 古典部シリーズ第四弾。
 短編集です。最初はこれは前作以下かと心配しつつ読み始めましたが、読み進めるうちに目を開かされました。謎解きを通して四人の心情が明かされ、変化し、気づいていく。遠回りしながらもこうしてお互いを理解していくこの過程こそ、普遍的な青春小説そのものだと。
『遠回りする雛』、よかったです。その光景が目に浮かんでくるようです。
 ごくありきたりの学園ものにはしてほしくない。他の作家さんの高校を舞台にした小説とは趣を異にしている古典部シリーズだから、少し変化しつつある彼らの心情が今後どうなるのか、気になります。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アジアの息吹 トップ1000レビュアー
形式:単行本
「日常の謎」+「安楽椅子探偵」が骨子ながら
舞台を共学高校に置き、
ライトノベルの装いを纏うことにより
アクティブな展開を造ることに成功している
「古典部シリーズ」第四弾。

現在まで出版されている長編三作の
時間的な合間を埋める七篇の短編を収録。
短編であるが故の、キレのある推理に
シリーズ中、ミステリーとしては最も面白く読めた。

後半、人間関係が正統的な学園モノさながら動き出すが
それが今後吉と出るか、凶と出るか・・・。
楽しみなので必ず買いますが。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:単行本
〈古典部〉シリーズ初の短篇集。

前三作の前後にあった出来事を書いた短篇が7篇、時系列順に、
収録されています(「初詣」「バレンタイン」など、季節ネタも多数)。

期間としては、奉太郎が神山高校に入学し、約1ヵ月が経過した2000年
4月末から新年度を目前に控えた春休みにあたる2001年4月初旬頃まで。

要するに、彼らの〈高1時代〉に相当します。

収録された短篇は、単体でも十分楽しめますが、1年の流れのなかで奉太郎
の語りに寄り添って読み進めていくことで、“省エネ”主義を掲げる彼の心境が
どのように変化していったのか、トレースできる仕組みになっています。

ところで、本作を読んで私が一番に感じたのは「千反田える、キャラが立ったなあ〜」というものでした。

それは何も今回、奉太郎と千反田えるの対話劇になるシチュエーションが多かったことや、衣装の七変化
で楽しませてくれる(もっとも、イラストはないのですが)といった表面的なことだけが理由ではありません。

千反田えるは、豪農・千反田家の一人娘という立場のため将来、共同体の中で責任ある役割を担うことが
宿命づけられています。しかし本作における彼女は、そのことを所与のものとして受け入れた上で、自分に
実現可能な未来を見据えようとします。

つまり、古典部員の中で、彼女がある意味もっとも〈大人〉だったということが今回明らかに
されるというわけです。そうしたことから、今までやや平板に感じられた彼女のキャラに本作
で奥行きが出たように感じられました。

これまでの千反田えるには、“省エネ探偵”である奉太郎に推理をする動機と免罪符を与える牽引車的
役割が割り振られていました。奉太郎にしても、当初は自分のペースを乱す存在として、千反田を敬遠
していたのですが……近い将来、奉太郎が自分から誰かのために推理をするような日が訪れるのかも
しれません。

ともあれ、古典部2年目の活動が楽しみです。
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それぞれの謎解きや、細やかな心情の描写も素晴らしいです。
ぼくが中でも重要だと思ったのは、やはり「雛」えるの思い。もうたまらん。... 続きを読む
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