人々が見守る中、少年たちの夢を乗せて、はるか空の高みに向かってまっしぐらに飛んで行くロケット。何度か登場するそのロケット発射のシーンがすごくよくて、清々しさにあふれていて素敵でした。
自分と同じ炭坑の仕事についてほしい父親と、空に向かう夢の道に進みたい息子との衝突。ロケットを飛ばしたい夢を応援し、主人公のホーマーの背中を後押しする教師の力強い励まし。いくつかの試練を経て、それでも夢をあきらめずに、ロケットの打ち上げにチャレンジし続けた「ロケット・ボーイズ」の四人の少年たち。
久しぶりに見たのですが、「こんなに胸が熱くなる、素敵な映画だったんだなあ」と、改めて感動しましたね。ソ連の人工衛星スプートニクが夜空に描く光の軌跡を見て、ホーマーがひとつの夢を見つけるシーンをはじめ、あちこちで目頭が熱くなりました。
原題は、宇宙に向けてスプートニクが空を飛んだ1957年10月にちなんで、『October Sky』。「Rocket Boys」のアナグラム(単語のつづり換え)になっているところも、心憎いっすねぇ。
1999年製作のアメリカ映画。全体の雰囲気は、でも、イギリス映画の肌触りがしたんですけどね。
もうひとつ。オープニングあるいはエンディングで奏でられる弦楽器(チェロでしょうか)の調べが、作品にあたたかな彩りを添えていたのも印象に残ります。