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遠い朝の本たち
 
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遠い朝の本たち [単行本]

須賀 敦子
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

遺著。著者が最後まで手を入れ続けた、記憶の中のひとと本をめぐる物語。

内容(「MARC」データベースより)

あの本を友人たちと読んだ頃、人生がこれほど多くの光と翳りに満ちていることを、私たちは想像もしていなかった。それは肉体の一部となり、精神の羅針盤となった。記憶の中のひとと本をめぐる物語。

登録情報

  • 単行本: 220ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1998/4/23)
  • ISBN-10: 4480814094
  • ISBN-13: 978-4480814098
  • 発売日: 1998/4/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 576,810位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cho409
形式:文庫|Amazonが確認した購入
この本には、著者が幼かった頃、若かった頃に出会ったたくさんの本達がでてきます。でも主人公は、著者自身の心なんです。本との出会い、その本を通した人との出会い、そしてあの頃読んだ自分とあの時代との出会い、そしてあの頃の自分と今の自分との出会い。。色んな出会いが心の中で過去・今を超えてそこにあります。思い出を語るのは誰にでもできますが、感傷に浸ることはなく、「悲しいことも有るけどそれが人生よね」、と語り掛けてくれるように感じます。途中で急に割り込む会話調も、すごく良いです。とにかく安らぎます。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
人生のまだ「遠い朝」だった頃に出会った本たち。雪のひとひら、ひとひらが舞い落ちてきて、いつしか降り積もるように、須賀さんの心の引き出しにしまい込まれていった本たち。子供だった頃から無類の読書好きで、あれこれと本を読んでいった須賀さんが、スクリーンに投影するようにして、自分の心の糧となった本について語っていったエッセイ集です。

初めてその本に触れた時に、首をかしげてしまった言葉への疑問。それがある日、「ああ、あの言葉はこういうことだったのね」と、天啓のように脳裏にひらめくその瞬間。
初めてその本を読んだ時、記憶の中にとどめられた本の中の文章。それら文章たちが、オルゴールの蓋を開くと音楽が鳴り出すように、再び心によみがえるその瞬間。

そうした忘れ得ぬ瞬間を、本と自分とを結ぶ思い出の数々を紡いでいった須賀さんの文章の、なんて素敵なこと。わくわくしながら、引き込まれるように読んでいきました。

本をめぐるエッセイ集では、これまでは長田弘さんの『風のある生活』(講談社)がとっときの一冊でしたが、本書はそれに優るとも劣らない、とっときの二冊目になりました。

須賀さんの文章の見事なこと、そこに込められた思い出の生き生きと輝いていること。本を友とし、本の旅人と自他ともに認める方に、ぜひどうぞとお薦めしたい一冊です。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By banana
形式:文庫
小さいころ、誰にでもあった面白い本との記憶をよびおこしてくれます。
とりわけ、戦争体験や、まだ海外が遠かったころに受けた筆者の
読書を通じた深い感動が静かに語られています。
気分転換に一章ずつ読んでいくと豊かな気分になれるのではないでしょうか。

私はこの本のなかの「葦の中の声」という部分からアン・リンドバーグの
「海からの贈り物」を知りましたが、この本にも深い感銘を受けました。
取り上げられているものの中には絶版のものもあったかと思いますが、
それらの本を読めば、すばらしい読書体験を共有できると思います。

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自らの意思でクリスチャンになり、読書家で、戦争体験があり、国際結婚をして、イタリアで生活をし、夫とは死別して、という須賀さんの個人的な事を知っていても、また知らな... 続きを読む
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