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遙かなるものの呼ぶ声 (中公文庫)
 
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遙かなるものの呼ぶ声 (中公文庫) [文庫]

日野 啓三
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

タクラマカン砂漠、エアーズ・ロック、カッパドキアの岩窟群…遠い声に呼びよせられて出会った、荒涼としてどこまでも美しい世界の感触を描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

日野 啓三
1929年(昭和4年)、東京生まれ。1952年東京大学文学部社会学科卒業、読売新聞社に入社。外報部に勤めてソウル、ベトナム特派員経験後、小説を書き始める。1975年、短篇「あの夕陽」で芥川賞受賞後、長篇『夢の島』(講談社文芸文庫)で芸術選奨文部大臣賞、長篇『砂丘が動くように』(同前)で谷崎潤一郎賞、短篇集『断崖の年』で伊藤整文学賞、長篇『台風の眼』(新潮文庫)で野間文芸賞、長篇『光』(文芸春秋)で読売文学賞などを受賞。他に『日野啓三短篇選集』(読売新聞社)、『日野啓三自選エッセイ集』(集英社)、長篇『天池』(講談社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 189ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2001/03)
  • ISBN-10: 4122037972
  • ISBN-13: 978-4122037977
  • 発売日: 2001/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 世界との連帯感, 2003/7/15
By 
レビュー対象商品: 遙かなるものの呼ぶ声 (中公文庫) (文庫)
エアーズロック、カッパドキアの岩窟群、タクラマカン砂漠、杭州、慶応病院、秋田大湯環状列石を、日野氏が訪ねて書き連ねた紀行文集。

何か必然的な理由があって自分は今ここに在る、という思いを持ちつつ、ピンと張りつめた神経で世界と対峙していく文章は、日野氏ならではでしょう。少ない経験から最大限演繹して思索を突き詰めて行く筆者が辿り着いたのは、何かが足りないという焦燥感ではなく、すべてが満ち足りているという充足感のように思います。この世界の全部とつながっていて、この時空の流れの中で生かされているという感覚は、孤独感ではなく、世界との連帯感を感じ取っている筆者の余裕なのでしょう、そんな雰囲気が伝わってくる美しい日本語の本です。

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5つ星のうち 5.0 まるでそこに立っているように。, 2009/7/24
By 
ポチR (神奈川県) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: 遙かなるものの呼ぶ声 (中公文庫) (文庫)
前半部分の乾燥地帯の旅行記に心惹かれて手に取った。読むと、実際にそこに立っているような気持ちにさせてくれる。本の中でひとつだけ、旅行記ではなく慶應義塾大学病院に入院した時の文章がある。これがまたすごい。日野氏の「台風の眼」という本でも感じたことだが、「死」に向き合うその姿勢が私を釘付けにする。「世界はどこでも荒涼と美しい」という氏の言葉をかみしめながら、時折ページをめくってみる。
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