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違法弁護 (講談社文庫)
 
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違法弁護 (講談社文庫) [文庫]

中嶋 博行
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

横浜本牧埠頭の倉庫街で、警官が射殺された。女性初の経営弁護士(パートナー)を目指しロー・ファームに勤務する弁護士・水島由里子。彼女は、貿易会社の法的危機管理を担当するうち、巨大な陰謀に気づく。「依頼人」は、古ぼけた倉庫に何を保管していたのか!?乱歩賞作家の現役弁護士が描く、傑作リーガル・サスペンス。

内容(「BOOK」データベースより)

横浜本牧埠頭の倉庫街で、警官が射殺された。女性初の経営弁護士を目指しロー・ファームに勤務する弁護士・水島由里子。彼女は、貿易会社の法的危機管理を担当するうち、巨大な陰謀に気づく。「依頼人」は、古ぼけた倉庫に何を保管していたのか!?乱歩賞作家の現役弁護士が描く、傑作リーガル・サスペンス。

登録情報

  • 文庫: 444ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/11/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062639130
  • ISBN-13: 978-4062639132
  • 発売日: 1998/11/13
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
面白い!弁護士が書いた、弁護士が主人公の小説だからリーガル・サスペンスと呼ばれるのが妥当な分類なのでしょうが、逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』にも通じる国産謀略サスペンスです。

横浜の倉庫で起こった警察官が銃殺された事件を発端に、その管理会社、弁護会社、横浜県警、検察、公安など様々な思惑が絡み合い、事は進展して行きます。

単純に女弁護士・水島や横山県警の柴田の視点で一貫して描けばフーダニットとしても構築できたはずですが、敢えて犯人を中盤あたりで明かしてしまい、ワイダニットとすることで、サスペンスとして多重視点での駆け引きの面白さを生み出しているのだと思います。

確かに解説にもあるように、弁護士の人数が増えても我々が困るわけではないので(むしろ現在が保護されすぎだから良いことだと思えてしまいます。弁護士=金持ち=嫉妬という構図ですね)、水島たちに感情移入しにくいのが問題かも。
そういう意味でもやはり、本作の主人公は物語そのものといえるかもしれません。

真相解明への鍵がある一点から崩壊していくカタルシスは、まさにミステリの真相解明の爽快感に通じる、まさに徹夜本!といえる傑作です。

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By k.t VINE™ メンバー
形式:文庫
 現役の弁護士である著者、中島氏のリーガルサスペンス。
 
 氏の描く作品には、いつも現代(…といっても大分出版から年月が経っているので当時というべきですが…)の法曹界への問題提起が含まれており、それをベースに、法曹界に身を置く(美人な)女主人公が活躍する構図となっています。

 この作品では、横浜の大手一流法律事務所に勤める、野心満々で世俗的な水島百合子弁護士が、当事務所では異端に人の良い同僚とともに、突然、きな臭く犯罪の臭いのする企業の刑事弁護担当に任命されることになります。クライアントが殺人や拳銃の密輸に関わっていることに気づきながらも、水島は、パートナー(事務所代表弁護士)への出世の野心のため、弁護を続けるが・・・。

 はっきりいって、水島弁護士のキャラ造詣は、ヒロインとして、相・当・普通じゃないと思います(笑)。こういう、かなーり"腹黒"な女性は、普通、ヒロインの適役として登場するはずでは・・・・いえ、実際には、弁護士をやっている女性にはこういう人もいるんでしょうから、リアルでいいのですがね…(^^;;)。はっきりいってかなり嫌な女性です。ただし、もちろん、有能では有るので、物語上重要な役割を果たします。
 
 水島弁護士や大手法律事務所の利益第一主義に反感を抱く捜査本部の警察官や、刑事部とのパワーゲームに奔走する公安部、海千山千のエムザ法律事務所弁護士達、そのなかで浮きまくる弁護士が1人(最後には彼は水島氏と対極の道を選びますが、彼女は、彼と自分の人生が一瞬だけ交差し、そして生涯二度と交差することがないことをずっと忘れないでしょう)。人はそれぞれの立場と価値観と譲れない一線を抱えている。そのことを、この物語の登場人物は、まざまざと体現してくれます。リアルな人物描写と著者の弁護士業務経験に基づく骨太なストーリーが、この作品を一級のリーガルサスペンスに仕上げています。

面白いです!! (ただし、読後は、やや微妙な気分になります…。後味が悪いという程ではないですが…)
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形式:単行本
著者の中嶋博行は現役の弁護士でリーガル・サスペンスの第一人者である。本職が弁護士ということもあり、文章はあまりうまいほうではない。警察側と弁護士側から描かれているが、それぞれが中途半端で感情移入できにくいのが一員だろう。中島氏の小説にはいつも登場人物も美人女性が出てくるなど登場人物のキャラ設定にも問題があるように思う。 しかし、法律や司法制度の知識をうまく活用したストーリーの流れは、面白い。弁護士の増員やロースクール構想も触れており、「業界」の内情と知識を広く伝えてくれている。また捜査内部から情報が漏れているという意外な展開で、法律の知識がなくても十分楽しめるであろう。
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