単行本も読んだのですが、今回の文庫版に新しく収録されている田原総一朗氏との対論がとてもよかったので購入しました。
この対論では、猪瀬氏の意見だけでなく、マスコミや道路族や“民営化失敗”論者の言っていたことすべてに対する答えが、田原氏に説明する形で、丁寧に解き明かされています。いわば総決算的な分かりやすい対論となっているので、非常におトクだと思います。
もう道路公団民営化について語るには、『道路の権力』とこの『道路の決着』の2冊で完璧だと言えます。
あらためて本書を再読してみて切望するのは、猪瀬氏がこの改革で示した、徹底した事実の積み重ねと情報公開という手法を、社会保険庁など今後の改革にも活かしてほしいということです。