山野草や山菜の採り方、食べ方の本は沢山あるが、この本はそういったある種高給な山菜とは違った道端の草について親切に解説してある。
人はそういう草を雑草、あるいは野草と呼ぶが、岡本氏は道草と呼びその姿をめでるだけでなく、口にして味を確かめ料理法を伝授している。
岡本氏の育った昭和30年代の萩市での豊富な体験を綴りながら、その生い立ちや思い出を語るだけに終わらず、彼のその経験に基づき、
今の時代の都会の真っ只中にも生えている道草について図解説明を入れて解説している。
私がこの本を購入したのは、大きな山野草図鑑には載ってはいるが食べ方が紹介されてないような、ありふれすぎた道草、例えばギシギシやアカザやカタバミ、母子草、ハコベ、スベリヒユ、ドクダミなどのアク抜きの仕方や料理の仕方が詳しく書かれていたからである。
それと、どうしても気をつけなければいけない毒草の注意も親切に書いてあるので初心者には分かりやすい。
あえて4つ星にしたのは、図解が写真ではないので(仕方ないが)今ひとつか、とも思ったからだが、しかし大きな図解なので十分とも思う。
この本を読んで、道端にある草の殆どが食べられると知ったら気持ちが豊かになる人も多いのではないかな。