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道絶えずば、また
 
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道絶えずば、また [単行本]

松井 今朝子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

中村座炎上から五年、長きにわたって江戸歌舞伎の中心であった中村座は太夫元の十一代目中村勘三郎と立女形の荻野沢之丞が皆をまとめ、その地位を守ってきた。しかし沢之丞が老いて引退を表明し、現役最後の舞台の上で不審な死を遂げた。疑われた大道具方の甚兵衛だが数日のうちに首を吊った姿で見つかった。今度は沢之丞の跡目として有力視されている次男・宇源次に疑いの目が向けられた。北町奉行所同心・薗部理市郎が探索に当たるも糸口が掴めない。水死体で発見された大工と甚兵衛の共通点が浮び上がり、大奥を巻き込んでの一連の事件のつながりが見えてくる。舅・笹岡平左衛門の協力を得て事件解決に立ち向かう理市郎。多彩な人物の生き方のなかに芸の理を説く長編時代ミステリー。「非道、行ずべからず」「家、家にあらず」に続く三部作完結編。

内容(「BOOK」データベースより)

名女形・沢之丞が奈落で死んだ!?不可解な死が巻き起こす波紋。人間の業と華の渦巻く長編時代ミステリー。

登録情報

  • 単行本: 336ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/7/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408771294X
  • ISBN-13: 978-4087712940
  • 発売日: 2009/7/3
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 98,820位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倭寇
形式:単行本|Amazonが確認した購入
三部作の前作二編をそれぞれ面白く読みましたが「非道」はともかく「家」とはなかなかつながらない、
ということなどすっかり忘れてこちらも面白く読んでいました。
すると終盤になってあの人が登場、ああ、そういうことか!
じゃあ亀の太夫はあの!
と、びっくりするやら嬉しいやら、ちょっぴり切ないやら。
人の名前をすらすら覚えられる人なら早い段階で人物同士のつながりに気付いてもっとわくわく読み進められるかもしれません。
だから、これ一編だけでも十分に楽しめると思いますが、前の二編を読んでからのほうがよりお薦めです。
個人的には「非道」で地味に登場した人物になぜか心惹かれていたら最後の最後に素晴らしい見せ場があって感激、思わず涙が。

ところで、謎で引っ張る小説ではありますが、ミステリー小説だとは思わないほうがいいです。
直木賞を受賞した「吉原手引草」もミステリー小説だと思って読んだ人は物足りなかったようですが、
どちらも「おはなし」を楽しむための仕掛けとして謎を用意してあるのにすぎません。
しかし「吉原」と比べるとかなりこってりした味わいに感じます。
「吉原」がそれ以前に直木賞候補作になった作品への批評を受けてか、かなり軽く口当たり良く洗練された仕上がりになっているのに対し、
こちらが本来の姿、好きにやらせていただきました、ということかと思います。
高い知性と教養を惜しげもなく趣味に注ぎ込んで夢幻の花を咲かせる姿勢に、
70年代後半から80年代初めにかけての最盛期の少女マンガのテイストを感じます。
「東洲」や「仲蔵」の濃い世界が気に入った方は、ぜひこの三部作にどっぷりつかってください、気持ちいいですよ。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「非道、行ずべからず 」「家、家にあらず 」から続く3部作の3冊目にあたりますので、時間とお金に余裕のある方は前作からお読みになると、より面白さが増すかもしれません。
私はそのことを知らずこれだけ読んだのですが、ストーリー自体は1冊できちんと完結していますのでこれだけ読んでもまったく支障はありませんでした。

歴史小説もミステリも好き、という方におすすめします。
(なおかつ歌舞伎も好き、という方はぜひぜひ手にとってみてください)

とても面白く読んだのですが、減点ポイントがひとつだけ。
歌舞伎の芝居小屋が舞台のため、作中に歌舞伎役者が数人出てくるのですが、現在も活躍中の名跡の方々もちらほら出てきます。(たとえば中村勘三郎さん)
どうしても当世の役者さんを思い浮かべてしまい、イメージがいまいち合わず、ちょっと混乱してしまいました。。。
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