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道徳の系譜 (岩波文庫)
 
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道徳の系譜 (岩波文庫) [文庫]

ニーチェ , Friedrich Nietzsche , 木場 深定
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ニーチェの思想の構造、とりわけその道徳批判およびこれに関連する独自の価値思想の理論的な筋道をとらえるのに最も役立つ一書。ニーチェ自身、自分の思想の世界に分け入ろうとする人びとに本書と『善悪の彼岸』の2つの著書から始めるようにと勧めている。「善と悪・よいとわるい」「負い目・良心の疚しさ・その他」など3篇から成る。

登録情報

  • 文庫: 216ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1964/10)
  • ISBN-10: 4003363949
  • ISBN-13: 978-4003363942
  • 発売日: 1964/10
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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51 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ω
形式:文庫
内容の評価は他の方々が色々と書いているので、私は本書の翻訳の評価を少ししたいと思います。本書は1940年に初版発行らしく、文章のところどころに古さを感じ、日本語の翻訳をしばしば行わなければいけない感じでした。訳が悪いわけではないのでしょうが、あまりこういう本に慣れていない凡人の私にはほとほと読みづらく、同じく岩波出版の善悪の彼岸も読みづらかった印象です。少し高いですが筑摩学芸文庫の道徳の方が読みやすかったと私は思いました。筑摩の方は善悪の彼岸も一緒になっています。値段なら岩波、楽に読むなら筑摩かな?と思いました
このレビューは参考になりましたか?
47 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 僕は研究者ではありません。ニーチェを「勝手読み」する一学生です。

 恐らく、ニーチェで最も有名な本といえば『ツァラトゥストラ』になるんだろうと思います。しかし、友人たちにその感想を聞くと反応は二様に分かれると思います。
1.「読みきったがわからなかった」
2.「読みきらずに挫折した」
何を隠そう僕自身も、これと同様の感想です。

 しかし、この本は「何となくわかった気」になって、「最後まで」読み進めることが出来ました。特に第1章は好きです。道徳の起源について「よいと悪い」について、論ぜられています。ユダヤ教の成立過程など、印象的な議論が読後かなりの時間がたっても忘れられません。「弱者」がどのようにして「宗教」を造るかが「よくわかった気に」なりました。

 「神は死んだ」という命題とともに開始される『ツァラトゥストラ』を読むにあたって、ニーチェは宗教について何を考えたか、何が「神」を殺したのか、『道徳の系譜』においてはよりわかりやすく議論されていると思います。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
言葉の深さ 2003/9/12
By とぎ
形式:文庫
 ニーチェの諸作品の中でも、最も道徳批判が前面に出ている著作です。しかし、ただ「世間(の欺瞞)の批判」として読んでは、ニーチェの意図を見誤ってしまうのではないでしょうか。この著作の末尾、最後の断章(箴言)には、もはや道徳批判はありません。ここでニーチェは、苦しみそのものは問題ではない、「何のために苦しむか」との問いに対する答えの欠如が人間にとって問題なのだ、と語ります。「人間は、この最も勇敢で、最も苦しみに慣れた動物は、苦しみそのものを拒否したりはしない」と。これは人間の本質を言い当てた言葉であり、しかもそれ以上のものでさえあるように思われます。
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投稿日: 2002/3/20
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