かなり厳しいレビューが多くて驚きました。
言われてるほど悪くないと思います。
特に5章以降のMCMCは、ギブス法とメトロポリス法の概念を素人にも理解しやすく説明してくれていると思います。
少なくとも私は和書でこれよりわかりやすい説明を見たことはありません。
なぜMCMCなの?とかなぜMCMCでランダムサンプリングとみなせるの?といった部分は全く説明がないので飛躍しているといえば飛躍していますが、そういう数学的詳細が気になる人は他書(「計算統計 2 マルコフ連鎖モンテカルロ法とその周辺 (統計科学のフロンティア) 」の第I部など)を併読するとこの本でカバーされていない部分の疑問も解決すると思います。
確かにこれ一冊で全てが網羅されている本ではないと思いますが、値段も手ごろですし、ベイズ統計やMCMCを”道具として”割り切って使いたい人の取っ掛かりに価値ある一冊だと思います。