江戸の深川を中心にした、今ではちょっと考えられない商売「水売り」の龍太郎が主人公。深川は井戸を掘っても塩水しか出てこない、さらに 大川を超えて水道が引けなかったと言うことで、生活に必要な飲み水を売る商売がこの「水売り」で、それを一生懸命に務めているのが龍太郎というお話です。任侠肌あり、大店の主人が出てきたり、蕎麦屋の家族との付き合いがあったり、ファンの方なら同じみの面々(前作までの登場人物)の名前も出てきます。
さて この時代の、それぞれの人たちの生き様がふんだんに描かれていて楽しかったのですが・・。一力ファンとしては、ちょっと驚きの結末です。これから読まれる方に、あまり内容を暴露すると楽しみが無くなりますので、これ以上は「読んでのお楽しみ」としておきますが、ちょっと気分の滅入っている時には、後回しにした方が良いかもしれません。