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33 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いつの時代になって誰が見ても,
By 鬼怒川 (栃木県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 道【淀川長治解説映像付き】 [DVD] (DVD)
魂をゆさぶられること間違いありません。
いってみれば、永遠に読み継がれる古典文学の ようなものです。映画の素晴らしさが結晶した 作品のひとつであることを確信いたしております。
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人は死んでも尚人を愛し続けることが出来る,
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レビュー対象商品: 道【淀川長治解説映像付き】 [DVD] (DVD)
オート三輪の幌から出てきたジェルソミーナが「ここがいい」といったのは、ザンパノと別れるにはという意味だ。罪を償おうとしないザンパノは、気が変になったジェルソミーナの前ではもうがなりたてる性は失せていた。雪が積もる廃村ではジェルソミーナは神々しかった。料理をするザンパノが「何か足りない」というと、ジェルソミーナが「私がやる」といった。この後すぐ自分を見捨てるザンパノに食事を施すキリストの様であった。具合の悪いジェルソミーナに「家に帰るか?」とザンパノが言った。「私がいなくなればあなたは一人よ」とジェルソミーナはまだザンパノが理解していないことを告げる。廃屋の壁に沿い眠るジェルソミーナをザンパノはついに捨てた。いや、ジェルソミーナはザンパノに捨てさせた。ザンパノはキリストを裏切るユダというところである。ザンパノは少々のお金と毛布とラッパを残して彼女を置き去りにした。
しかし、心にジェルソミーナは生きていた。4−5年後にサーカスで働くザンパノは、覚えのある歌を耳にしてジェルソミーナの末路を知った。山村で捨てられたジェルソミーナは、なぜか海岸をさまよっているところを拾われた。高熱でその後病気がちで食事もとらなかった。天気のいい日はラッパを吹いていた。ある朝冷たくなっていたという。ジェルソミーナの死を知ったザンパノは、その夜酒場で荒れ狂った。「おれにはだれもいらない、一人がいいのだ、友達など要らない」とがなりたてたが、そんなはずは無かった。失ってはじめて自分がジェルソミーナを愛していたことに気づき、捨てたジェルソミーナが大きな支えであったことを悟り、自分が天蓋孤独になったことを知り、天を仰いで波寄せる砂浜に泣いた。ザンパノにとってジェルソミーナは唯一の家族、いや、ザンパノに罪を悟らしめるために使わされた神様だった。
42 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名作は時を超える・・。涙の傑作です。淀川さん、涙。,
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レビュー対象商品: 道【淀川長治解説映像付き】 [DVD] (DVD)
ジェルソミーナ役の、ジュリエッタマシーナのキュートさに心を震わされる。喜怒哀楽のひとつひとつが素晴しく、悲しんでいると心が締め付けられ、楽しんでいるのを見るとつい微笑み返したくなる。劇中の出会った人々が彼女を愛すように愛してしまう自分がいる。ジュリエッタマシーナは、1994年に癌で亡くなられているので、もし生きていれば90歳のお婆ちゃん。映画を観ながら、この子がお婆ちゃんになったらどんな風になるんだろうとか、分かっていながらもついつい考えてしまう。ずっと見つめていたい、素敵な女性像があります。アンソニークインはアラビアのロレンスとか、崇高で厳格なイメージでしたが、ここでは、単細胞で、力でものをいわせる無骨な荒くれ者だが、意外に面倒見が良くて心優しい。人の純粋さ、愚かさ、情の儚さ、そして、取り返しのつかない後悔の念・・・。ニーノロータの曲が心を揺さぶる。名作です。淀川さんの解説で、日曜洋画劇場を思い出しながら鑑賞して下さい。
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