摂食障害関係の本はすでに沢山出ていると思います。ただ、中には興味本位で摂食障害のことを取り上げただけの、臨床的・実践的にはあまり役立たないものも少なくないでしょう。
この本は精神科の中でも最も権威ある専門誌であるAmerican Journal of Psychiatryにも発表された、一般的な家族療法と比較しても遜色のない治療効果を得ることができた認知行動療法的なセルフヘルプ法の内容が詳細に記載されています。(Schmidt U, et al. A randomized controlled trial of family therapy and cognitive bahavior therapy guided self-care for adolescent with bulinia nervosa and related disorders. Am J Psychiatry, 2007; 164: 591-598)
本当に治療したい患者さんの側に立って、極めて実践的・臨床的な本で、とても参考になると思います。(患者さん本人には「参考になる」だけで終わらせず、ぜひ試しに実践してもらいたい内容です。)
私は精神科の臨床医ですが、この本は過食症の治療に取り組もうとしている、ほとんど全ての患者さんにお勧めしたいものです。