内容(「BOOK」データベースより)
第二次大戦後に誕生し、十数年を経た当時の社会主義国の実情を克明に伝えたルポルタージュ。国交のない国・中国では、毛沢東・周恩来らとの会見を通して、安保闘争に沸き立つ日本を俯瞰する。東西冷戦のさなかの東欧では、イデオロギーを享受し「安定」に暮らす人々を見つめる。ルポから約半世紀を経た現在、日本が戦後取ってきた航跡の考察を示唆する一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
開高 健
1930年大阪市生まれ。大阪市立大卒。’58年「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、次々に話題作を発表。ベトナム戦争のさなか、しばしば戦場に赴いた経験は、『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)、『夏の闇』などに凝縮され、高い評価を受けた。’79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、’81年一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’87年、自伝的長編『耳の物語』で日本文学大賞など、受賞多数。’89年逝去。享年58(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)