元NHK職員で現在は教授であり有名ブロガーが書くITの経済
内容はムーアの法則、つまり毎年2倍程度の進化を遂げてゆく世界について
まずは筆者なりの解釈を展開しています。その上でムーアの法則により
情報インフラはコモディティ化してしまい、表題でもあるとおり
情報は過剰な資源になることを示しています。
その上で、過剰世界での問題点、つまりボトルネックが問題になると
筆者は指摘しています、ボトルネックの例として、人間であり
放送の世界では電波であり、そして情報という意味では
著作権がボトルネックである例を示しています。
最後に、そのような過剰な世界でどう対応するかという点において
著者の結論は、国内という狭い「ボトルネック」で保護するのは
時代錯誤で、グローバル化が前提のイノベーションを起こすこととしています。
元々がNHKの人らしく、放送自由化の電波の例など出てきて、
なかなか面白い本だなぁと思いました。
かといって、さすがにすべてをムーアの法則で丸めてしまうのは
無理があり、読み物としては面白いのですが、
知見や、だから何に役立つのかについては、少し薄い気がします。
それにしてもムーアの法則で、放送から携帯電話まで述べているのは
なかなか守備範囲が広いなぁと思いました。