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過働社会ニッポン―長時間労働大国の実態に迫る (日経ビジネス人文庫)
 
 

過働社会ニッポン―長時間労働大国の実態に迫る (日経ビジネス人文庫) [文庫]

小倉 一哉
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

長期不況で悪化する職場環境、過労死と自殺、ワーキング・プア、非正社員問題、サービス残業からメンタルヘルスまで、今日のわが国の労働問題の実態を、膨大なアンケートなどから解きほぐし、真の実像に迫る意欲作。

内容(「BOOK」データベースより)

残業する理由のトップは時間外手当を稼ぐためではなく、業務量が多すぎるから。長時間働いてもストレスを感じない人もいる―など、通説とは異なる日本人の働き方の実態を膨大なアンケートから探り出し、現代日本社会の一面を浮き彫りにする。

登録情報

  • 文庫: 310ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/6/2)
  • ISBN-10: 4532195942
  • ISBN-13: 978-4532195946
  • 発売日: 2011/6/2
  • 商品の寸法: 15 x 10.7 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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過働社会――タイトルに惹かれ、偶然、本屋で手に取った。取った理由は、個人的な疑問による。会社で実務の日々を過ごしながら、毎日毎日、なぜこうも仕事が尽きないものか・・・と、ふと思い始めたからである。
本書を通読するに、長時間労働が起きる一因には、成果だけが問われる仕事(ようは労働時間で測れないような仕事)の増加があるようだ。成果を求められるような労働者は、一見、裁量度が高く、「自分で自分の仕事が決められる」ように見える。自分で決められるならば労働時間もコントロールできそうなものだが、本書が示す実態は皮肉にもその逆である。すなわち、そんな労働者ほど労働時間は長い。仕事の“エンドレス状態”は続く。
 理由は明快である。著者の分析によれば、「会社から求められている成果に伴う業務量は、長時間労働を前提にして決められている」からである。しかも、さらに皮肉なことに、この種の労働者ほど仕事に対する意欲が高い。成果を出すために、より一層時間をかけて、自ら進んで働き続ける――。いずれも、私が実務で得た認識に近い。
 著者は、20年にわたり日本人の労働時間について調査研究を重ねたのだという。本書はその渾身の作である。自らの働きぶりを振り返る意味もある。働く人すべてに本書を薦めたい。
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By 三山
改題前の著作は目にしたとは思いますが読んでいません。
書店でたまたま見つけて読みました。
 ワークライフバランスへの関心が高まり、統計データも
見てみたいと思い、読みました。
 海外との比較、長時間労働の実態、非正規社員の問題、
年次有休の取得など、いろいろな側面からデータを交えて
説明されています。
 いろいろな具体的事例(インタビュー)も紹介されていて
身につまされるものがあります。また、各章の最初に要旨
も示され、全体を概観・理解するのにも役立ちます。
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本書を読んで取り分け深刻だなと思ったのは、長時間労働とサービス残業の問題である。

日本の労働者は仕事に生きがいを感じる。この日本人の美徳を上手く絡めとられる格好になって、この問題が発生している。

本書で示される統計からの印象だと、職種では販売、営業、管理職などがサービス残業の割合が高い。

業種でいうと、製造業など労働組合が強い業界はサービス残業も少なく、小売などの組合の弱い業種はサービス残業が多い。

本書を読んで疑問に思ったのだが、この長時間労働、サービス残業の問題について政府はどう思っているのだろうか?

非常に残念な推理であるが、本書に記述がないということは、問題意識も無く、対策もないのではないか?

この点に関してはまず全労働者がもっと強く問題意識を持たなくてはいけない!

日本における全労働者がこの問題意識を持ち、共有して大きな社会運動に発展させなければならない!

これを実現するには、本書を手に取る人がもっと増えなければならないが、その視点に立つと本書は記述や統計も細かく、少し難解かもしれない。

中学生でも軽く読めるぐらいの平易さ、または「もしドラ」のようなキャッチーさで手に取る人が増えるような工夫が必要だ。

この点を踏まえて著者に次回作の期待をしたい。
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