本書で、ものごとを考えるにあたっての3原則が示されています。そのまま書かせていただくと、
その一つは、目先にとらわれないで、できるだけ長い目で観察するということであります。
第二は、一面にとらわれないで、できるだけ多面的、できるならば全面的にも考察するということであります。
第三が、枝葉末節にとらわれないで、できるだけ根本的に観察するということであります。
この三つの原則は、色々な判断をするときに必要です。
そして、六 然に感銘を受けました。これは崔銑(さいせん:王陽明と同時代の人)が述べたものです。自処超然 、処人藹然 、有事斬然 、無事澄然 、得意澹然 、失意泰然 で六然となります。
昔、父から 「得意澹然(たんぜん) 、失意泰然」と言われたことがあります。なぜかこの言葉は印象に残っていました。</strong>つまり、ものごとがうまく行って得意な場面ではあっさりしており、ものごとがうなくいかない失意の時は、泰然自若と自然にするということです。父が言っていた事が六然から来ているとはじめて知りました。
あと、「名士というのは無名の間が名士であって、いわゆる名士になるに従って、メイは迷うという迷士になる。そのうちにだんだんに冥土の冥士になる。」との言葉は、心に留めなければならないと感じました。
本当にためになりました。
by 藤末健三