主人公の宮田君は、絵に描いたようなお人よし。
まるでのび太クンの実写版のような人です。
結婚を直前にして彼女に振られ、高級マンションに一人暮らししています。
その宮田君がある晩友人(探偵)と夕食にでかけるあたりから物語が動き出します。新しい(家出)女性との出会いあり、ふられた彼女の話ありです。
ひょんなことから、出会ったばかりの家出女性を自分のマンションに招待することになった宮田君、緊張の一コマ(笑)。
そこで起こった一連の出来事を、今度は友人(探偵)の立場からと、ふられた女性(実は結婚詐欺師)の立場から物語を再構成していきます。
もう一人やくざの親分がからむんですが、このくだりは任侠を斜にみていてなかなかに面白い!
と、まあここまでは複数人物からの一事件の描写、よくあると言えばよくあるパターンです。
この作品のすごいところは、それぞれの立場の時間軸と(物理的な)視点軸を微妙にズラしてあることで、物語がずうっとループしているような印象を与えるところかな?と思ってます。
特徴のある登場人物が何人も登場する為か、自分の中で勝手にショートストーリーを描いてしまうように仕掛けられてます。
合鍵・札束etcの小道具の使い方もgood!計算された構成を感じさせます。
密かにこの作品の監督はすごい人なんじゃないかな?っと思っており、次回作に期待度大!です。