表紙の絵がとても好みだったので購入しましたが
内容も好きなジャンルどストライクだったので購入正解でした。
タイトル通り運び屋さんのお話ですが、
ハードボイルドな運び屋さんではありません。
色々変わったものを運ぶ仕事です。
全体にコミカルで読みやすいですが、文章も内容も軽すぎず、
運び屋に関連して主人公の恭吾が事件に巻き込まれるなど
ドキドキ感も多少あり、最後まで楽しめました。
受けの恭吾は少しドジなところもありますが、人情味あふれる性格で、
好きになった相棒の小野寺から「このボケ」と毎日のように言われても
冷たくあしらわれてもへこたれることなく、小野寺一筋を貫く一途で前向きな
性格です。そしてピンチには思い切った行動を取る、男気もあります。
一方小野寺は顔は良いけど無口で恭吾には冷たい態度ですが、それでも恭吾のドジを毎回救って
くれます。
小野寺の恭吾に対する想いが、彼が無口な分ちょっと分かりにくく(というか、控えめで)
物足りなさを感じる場面もありました。
個人的には小野寺のキャラを崩さない程度にもうちょっと甘い言葉とか態度とか
あっても良かったかなと思いました。
恭吾の家に初めて小野寺が来た時などエッチだけしてとっとと帰ってしまうあたりは恭吾と同じく
さびしい気持ちになりました。これじゃあセフレと勘違いされても仕方ないとも思いますが、
ただ、本編最後と番外編ペーパーで小野寺が恭吾を大切にしていることが描かれているので、
良かったです。
脇役の方々もとても味のある良いメンバーで、特に後半の「運び屋恋愛模様」では
大活躍してくれます。運び屋の皆さんとってもカッコイイです。
とても楽しめた一冊でした。