従来からも氏は「運」を独自の視点から解説して来ては居たが、それらは例えば氏の各書籍でも一部触り程度であった。しかし逆にいえば、それだけ氏にとっても毎回取り上げざるを得ない重要な要素であることは確か。
氏も毎回取り上げて来たその「運」「ツキ」といった類のものを、本書では正にこれらに焦点を絞ってその運の読み取り方・感じ方を76項目に細分化、別途合わせて図解でも解説(左開き、横読)。
このように評すると、アンチョコ本のような感じですが、今までの氏の著作と何らテーマは変わっていない。
天運・地運、円、気付き、感性、準備実行後始末、イチロー、間合い、受け、バランス・・・等およそ桜井語録の頻出ワードが網羅されており氏のファンなら釈迦に説法ですが、これらの一貫した桜井氏の勝負哲学で「運」や「ツキ」といったものを説明するという趣向。
運を説明するというよりは、運というものにどう付き合うか、どう受け止めるかという心構えを説いています。博打の必勝法的なことではありません。
氏の本は相変わらず平易な言葉に置き換えてくれているので読みやすいし、今回は図解も付いていて文字数も少なく一気に読めます。
ある意味、従来の書籍の総集編のようにも感じる。
人生を生き抜く為の指針をテーマにした物は氏に限らずいろんな分野の方々が出版されています。
ので、特段この本がどうの、ってことは無いとは思いますが、日常誰でもあり得そうなことを書いておられるので誰にでも解りやすいと思います。
帯には氏の卓上のスナップがあります(上記商品画像)が、麻雀の手牌は一切出てきません、悪しからず。