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遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫)
 
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遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫) [文庫]

杉山 正明
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

中央ユーラシアは「東西文明の十字路」などではなくそれ自体が高度な文明を誇る地だった。スキタイ、匈奴から、テュルク、ウイグル、キタイ、モンゴル帝国まで、膨大な原典史料をもとに草原の民の視点から世界史を描き直す傑作。

内容(「MARC」データベースより)

中央ユーラシアは「東西文明の十字路」などではなく、高度な文明を誇る地だった。スキタイ、匈奴から、テュルク、ウイグル、モンゴル帝国まで、草原の民の視点から世界史を描き直す。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 465ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2003/01)
  • ISBN-10: 4532191610
  • ISBN-13: 978-4532191610
  • 発売日: 2003/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 初心者には危険な面白さ, 2009/12/25
レビュー対象商品: 遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫) (文庫)
私が遊牧民に関心を持ち始めの頃に単行本で買い、夢中になって読んだ本なのだが、
今考えるとこの著者は少々危険。☆が2つの方のレビューに賛成する。
理由は☆が2つの方と同様。思い入れが過剰であり、文体は事実を述べるというよりは
大げさな形容詞が目立つ。専門を淡々と披瀝し、結果的に大胆な結論に至ってしまう
岡田英弘の方がよほど好感が持てる。(岡田氏も初心者には危険だが。)
なお、杉山氏と岡田氏は専門分野も主張も良く似ているのだが互いに言及がない。
事情があるのかと思っていたらこのようなことだそうだ。
http://www10.ocn.ne.jp/~okamiya/PDFfile/Sugiyama.pdf
本書の内容の参考になる・刺激的に感じられる部分の本家は岡田氏ということらしい。
なぜ大げさな形容詞が目立つ文体で、事実の積み重ねで説得しようとしないのかという
この本を読んで漠然と感じた疑問が上記URLで氷解した。
ただ、私の関心を開かせてくれた本であるし、本家が岡田氏らしいとは言え楽しませて
くれたことへの感謝を込めて、☆を3つにした。この本で関心を持ったらば、他の著者の
本もいろいろ当たることをお勧めする。本書1冊、杉山氏1人で完結するのは危険である。
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39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 刺激的な本だが, 2003/8/4
中央ユーラシアの遊牧民の観点から世界史を読み直そうという試みはスケールが大きく、実際面白い話も多い。

ただし、大文明中心、西洋史偏重の史観に挑戦しようという気負いがやけに目立つ。とくに、これまで重視されてきた歴史上の事件や人物を、あえてけなそうとする姿勢はかなり鼻につく(彼が担当した中公「世界の歴史9」はとくにその傾向が顕著で、ブローデルなどの先達を筋違いの論法で小馬鹿にしていたりもする)。

講談社現代新書などでもそうだが、彼の本に共通するのは、モンゴル(とくにフビライ)をもちあげたいあまり、他の分野にけんかを売るというスタンスである。世界史初心者にはきわめて刺激的だが、それゆえに強くおすすめはできない。

「世界史を書き換える」などと肩に力を入れ、専門分野を淡々と記述するほうがよほど好感が持てるのだが。とくに、岡田英弘氏に比べ専門外の時代や地域に対する知識や捉え方に甘さが目立つだけに余計気にかかる。

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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 近代文明の再考を迫る遊牧民の歴史, 2005/11/18
By 
石岡岩石 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 遊牧民から見た世界史―民族も国境もこえて (日経ビジネス人文庫) (文庫)
もし、著者の説が正しければ世界史の理解を変えさせることになる。著者の説は、最近の発見を含む、多国に亙る文献や考古学遺跡等の学術的な根拠によるものだ。まだ推定の域を出ない部分も多いものの、この説はいつの日にかはきっとスケールの大きな歴史観となって人々の知性の核になるかもしれない。

 人類の文明は所謂四大文明発祥の地から始まり古代、中世から最終的には西欧のルネッサンスや大航海時代を経て今日の先進文明社会が形成されたというのが常識的理解であった。しかし、その歴史の重要な変化の時期になると北や東の野蛮な地帯からいつも出てくるめっぽう強い不思議な遊牧民たちの集団については深い説明を聞いたことが無かった。彼らは、紀元前千年ころから二千五百年間程に亙りスキタイ、フン、匈奴、鮮卑、エフタル、キタイ、ウイグル、突厥、等々、実に様々な名前で文明国と称する側の記録に残されている。そして最後の仕上げに登場するのはその野蛮さで西欧に有名な蒙古である。

 著者は、実は彼らは非文明人どころか、一続きのアフロユーラシア大陸という巨大で豊穣な乾燥草地において、強力な軍事力はもちろん、高い文明と経済力を持った国家群の連鎖であったという。中国の王朝史観や西洋文明偏重史観は今日の歴史観を誤らせているとも指摘している。
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