- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
未完に終わったのが無念です,
By
レビュー対象商品: 遊戯 (単行本)
インターネット上のゲームサイトで、31歳の男性と20歳の女性が知り合うところから、物語は始まる。 1編50ページほどの短編集である。 しかしそれぞれの短編がつながっているから、 連作短編集というより、長編の中の1つの「章」として読んだほうがいいと思う。 しかし残念なことに第5編の「回流」で、未完となっている。 「回流」が発表されたのが2006年の3月。 藤原伊織さんがなくなったのが2007年の5月だった。 主人公の一人である31歳の男性が父親の「遺品」として持っている拳銃。 もう一人の主人公の女性の父親は刑事。 そこに、スーツを着て自転車に乗った謎の男が……。 物語はここからどう進むのか、藤原伊織が用意していた結末は……。 カバー写真にある弾丸と、針金でつくられた自転車が何を意味するのか。 すべては謎のままだ。 藤原伊織ファンでなくとも、何が何でも読みたいところで終わってしまっている。 しかし、未完とはいえ、充分に読み応えはある。 もうひとつ。遺作となった「オルゴール」。これがいい! 中編だが、こちらは完結している。ひと言で言うと、切ない物語である。 だから、買って決して後悔はしない本だと思う。 最後にこの切ない作品を残し、おそらくは長編ミステリーになるはずだった 「遊戯」を未完にしたまま亡くなったことが、 藤原伊織という作家をそのまま象徴しているように思う。 「遊戯」から始まる連作は未完に終わっている小説だから、 いくら読み応えがあるとは言っても消化不良はあるだろう。 しかし私はこの本を、藤原伊織さんの「遺品」として買い求めた。 大切にしたい。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作だった・・・,
By
レビュー対象商品: 遊戯 (単行本)
先日藤原伊織氏が他界した。まだ若かったのに・・・と思っていた矢先に、本書が出版された。迷わず手に取った。本書は未完であった。しかし惜しい。こんなにワクワクしたものは久し振りだったから、余計に惜しい!非常に残念である。失礼かもしれないが、まだまだ感覚も若い。それなのに・・・ 続きが読みたくて体の震えが止まらない・・・・。 しかしながら、今はただ故人のご冥福を祈るだけである。 高級なミステリーをありがとう。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
次作がもうないのかと思うと本当に残念,
By
レビュー対象商品: 遊戯 (単行本)
先日ガンで亡くなった藤原伊織氏の遺作である。病床で何を想いながら書いていたんだろうと考えながら読破したのだが、これまでの作品に負けず劣らず素晴らしい中編集に仕上がっている。彼の文章に何で惹かれるのだろうかと時々考えるのだが、おそらく、すべてがすべてを明文で語りきらず、むしろ行間で勝負しているところにあるのではないだろうか。主人公が必ずと言っていいほど30〜40代の男性という設定だからということもあるが、文章を読みながらこちらのイマジネーションがどんどん刺激され、感情移入し、自分で行間を埋めていってしまうのである。こういう読者の主観を利用する手法なので、きっと、小説から受ける心証や読後感の振れ幅も読者によって相当大きいのではないか。とにかく、もう彼の小説を読めないのかと思うと本当に残念である。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|