自分で塩辛を造る人は是非読んで欲しい。「隠し技」というような表題は個人的にはいかがわしいとしか感じず、正直うんざりするが、内容は文句がない。
塩辛の代表格のイカの塩辛を基本として、材料と道具と方法を解説した上で、発展としてイカの塩辛のバリエーション、次いで、酒盗は言うに及ばず、うるか、沖縄名物スクガラスに至るまで多種多様な塩辛の造り方を図解入りで解説をするという構成は初心者でも分かりやすい。内容的にも熟練者の要求にも十分応えるものである。
旨い塩辛を作りたいと思うのなら、必読である。
なお、市販の塩辛の選び方、塩辛の変わった食べ方なども載っており、単に造るだけの本ではないことも付言しておく。