登録情報
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入門書としてはダイラン・エヴァンズの図説版(「超図説 目からウロコの進化心理学入門」講談社)に続き邦訳されたのは2冊目と思われる.エヴァンズのは一般向けポップな書物(ただし中身は広く,面白いところに気を配りつつも非常にきちんとしている)でこちらは固い教科書風に仕上がっている.
さらに興味がある人への中級書としては教科書なら「進化と人間行動」(東大出版会),一般向けなら「心の仕組み」上中下(NHKブックス)が推薦できる.
第6章では,進化の結果生じたメカニズムの機能不全という点から,精神病を説明しようとする試みが紹介されている。
このようなことを紹介している和書はあまりないので,精神病の進化心理学的説明を学習したい人にもおすすめである。
人間の行動特性や心理傾向が進化によって形作られてきたものであるという考えは,これから心理学の様々な分野で取り入られていくかもしれない。心理学を専攻している学生は,今のうちに本書で進化心理学の基本を理解しておいた方が良いだろう。
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