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36 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
編集の予見か、神の予見か、のどちらかかをご高覧の上吟味を願いたい,
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レビュー対象商品: 週刊朝日増刊 朝日ジャーナル 日本破壊計画 2011年 3/19号 [雑誌] (雑誌)
偶然とはいえ、東北大地震の直後に刊行された本書の特集名は『日本破壊計画: 未来の扉を開くために』である。編集者の予見か、千里眼か。いづれにしても偶然だがその畏怖すべき同時性は失笑もできない。あいかわらず慧眼で深い洞察のネットワーク思考ともいえる宮台真司の考察もこの地震を予測していたのではないか、と思わせる一方で、政治力と民意の未熟さを指摘する。流石に鋭利な分析である。 加藤典洋の世界の見方も、今回の大震災報道では日本のプレスが全く機能しないでルモンドなど海外からの報道の情報の速さは、現在の日本を正確に見ている。近代日本を中央公論の分析1世紀分読み抜いた評論家のなせる知的風貌の鋭さが残る。 若い世代も宇野常寛などの発言も面白い。編集の予見か、神の予見か、のどちらかかをご高覧の上吟味を願いたい。
22 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
3.11以後、世界は一変する,
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レビュー対象商品: 週刊朝日増刊 朝日ジャーナル 日本破壊計画 2011年 3/19号 [雑誌] (雑誌)
2009年4月の特別復刊に続く増刊第二弾。3.11と発売が重なってしまったのは不可抗力であって、やむなかろう。敢えてそれで発売を停止する理由も見出せない。しかし、大いなる期待を持って一読したもののその内容は総花的で、個人的には訴求するものが殆どなかった。言説が何もないというのは勿論寒々しい光景であるが、どこにも収斂することのない議論の過剰もまた荒涼を感じさせる。本冊中で唯一印象に残った言葉は、日本はもう駄目だと慨嘆する宮台真司氏に15年前に故小室直樹氏が語ったという言葉、「否、宮台君、社会が悪くなると人が輝く、心配はいらない」(143頁)であったが、グローバル化(=世界規模の弱肉強食化)が一層進展しとめどない衰退の途にある今日の日本にあっては果たしてどうか。3.11にも拘らず日本経済は復活するかの如き言説も多く流布し始めているようではあるが、毛細血管に沈着したごく僅かの澱みが腫瘍や血液瘤を惹起するように、微細な経済の狂いがやがて経済をそして社会をも回らなくしていく(そして基礎体力が弱りやがて死に至る)のは、既に95年の大震災から97年の金融危機の時期にかけて、われわれが既に経験したところに他ならない。大混乱を経て一定の回復を得ることができたとして、それもまた衰退の旅への一里塚に過ぎないのではなかろうか。
84 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
どうして発売を止めなかったのだろう。,
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レビュー対象商品: 週刊朝日増刊 朝日ジャーナル 日本破壊計画 2011年 3/19号 [雑誌] (雑誌)
中身については、世代の変わった左翼ということで、いかにも「朝日ジャーナル」なのですが、どうしてこの表題の書物の配本を止めなかったのか疑問です。15日発売なら、11日搬入だから、地震が起こった時点で手配すれば、ぎりぎり店頭に並ぶことは阻止できたと思うですが…。「AERA」の「放射能がくる」という表題といい、刺激だけを求める編集者の意図が感じられて不快です。そういう下品な意図が、こういう事態を招くのだと思います。
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