フットボール日本代表の2011年における軌跡を「アジア戦記」という表題で振り返った一冊です。
アジア杯の優勝カップを振り上げて満面の笑みがこぼれるあのshotがセピア色になってはじまっています。
これまでの試合ごとに象徴的な見出しをつけた写真と記事を入れ、間に「彼らにとってのアジアカップ」または
「彼らにとってのワールドカップ3次予選」ということで代表選手たちのそれぞれの姿を二字熟語にあてはめながら進めています。
その二字熟語がなかなか当を得ている感じがします。それぞれの進化が見て取れますよ。
熱狂さめやらぬ人もリアルタイムに見れなかった人も、ビジュアルと数字とで振り返ることができます。
個人的におもしろいと思ったのは、国際Aマッチの際に、それぞれの戦績を点数化して採点し(どっかの国でもやってますね)
ランキングにしたものです。1位はやはりFWのあの人でした。10位は・・・ネタバレになるので誰かは買って読んで下さい。
それと、ザックさんが監督になった経緯についても協会の会長さんから述べられてるところです。
国歌を歌う彼らの写真の下にあるあとがきには、彼らは北京五輪で辛酸をなめた世代でもあり「努力」を形にしてきた世代でもあることを
教えています。そのことは、どん底から這い上がることの逞しさとすばらしさを示唆しています。
黄金世代が残した実績を、引き継いでさらに発展させてくれるような活躍を祈るのは、わたしだけではないでしょう。