こういう本の場合、試したソフトの出来がそのまま本の評価にかぶってしまいそうだが、それにしても簡潔にここまで多くの情報をまとめたものだと思う。過去に何度かLinuxは試したことがあるが、このUbuntuのインストール機能はとても優秀。おかげでありがちなインストール本の域を抜け出ているので、その分、UbuntuやLinuxの世界を紹介することに紙面をさいているのがいい。これが、単なるインストールマニュアルならパスしていたところだ。逆に「手とり足とり」ではないので、まったくのパソコン初心者では、この本が紹介している世界を堪能することは難しいと思う。半年に一度Ubuntuがバージョンアップするたびに発行しているようだが、こういった足まわりのよさは出自が雑誌にあるからなせるのだろう。それにしてもUbuntu、よくできている。しばらく、遊べそうだ。