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逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録
 
 

逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 [単行本]

市橋 達也
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (120件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

東京→北関東→静岡→東北→四国→沖縄→関西→九州。
電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。誰にも語らなかった、「逃げた後、捕まる」まで。
2年7カ月の間、どこにいて、どのような生活をし、
何を考えてきたのか。
市橋達也、拘置所からの懺悔の手記。

「卑怯にも逃げてしまった。被害者の方、さらにたくさんの人たちをもう一度傷つけることになった。すべてのものから逃げるのはやめよう、と決めた。2007年3月26日に警察から逃げて、2009年11月10日に逮捕されるまでの2年7カ月の間、どこにいて、どのような生活をし、何を考えてきたか。そこから逃げずに、自分が犯した罪の懺悔のひとつとして記したい。これによってどう批判されるかもわかっているつもりです。」

<記>
 本書の出版で印税を得ることがあっても、僕にそれを受け取る気持ちはありません。リンゼイさんの御家族へ。それができなければ、公益のために使っていただければ幸いです。

内容(「BOOK」データベースより)

2007年、千葉県市川市のマンションで英会話講師が殺害された事件で殺人と強姦致死の罪で起訴されている著者が、事件の後、2009年11月に逮捕されるまでの約2年7カ月の間、どこにいて、どのような生活をし、何を考えてきたかまとめたものである。

登録情報

  • 単行本: 237ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/1/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4344019415
  • ISBN-13: 978-4344019416
  • 発売日: 2011/1/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (120件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
486 人中、379人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読後感が悪い。いろんな意味で。

まず、公判前にこんなことが可能な事実に驚いた。いくら出版不況だとはいえ。
出版前に、被害者の家族の了解は得たのだろうか。得なくてもいいという判断だろうか。
もし事前に知っていれば、被害者の家族は、出版差し止めや自主回収を要求したのではないだろうか。
著者本人の倫理、出版社の倫理、両方から批判されるだろう。
それは、印税を受けとるかどうかの問題だけじゃない。

著者はとにかく自尊心が強い。自覚してないが、じぶんのプライドを守ることが第一義のような印象。
マスコミのさらし者になりたくない、という記述が何度か出てくる。プライドを守るための逃亡だったらしい。

最後まで読むと、結局、著者がこの逃亡記の出版でしたかったことは、
被害者への贖罪や、裁判や量刑を意識したというのもあるだろうが、
マスコミの誤った報道についてただしたかった、その気持ちが最も強かったのではないかと感じた。
特にじぶんのセクシャリティについての記述で。
ただ、性的倒錯などに関して、著者は誤解している。

テレビの犯罪捜査のバラエティ番組で、海外の霊能者やプロファイラーを使ったものは、
著者に関しては、まったく当たってなかったらしい。

じぶんの犯した罪は死刑になっても仕方ないと覚悟を決めていたなら、
飯場での肉体労働を罪の報いであると感じるなら、かけらでも贖罪の気持ちがあるなら、なぜ自首できなかったのだろう。

著者の書き方だと、自首できなかったのは、ひとえにマスコミのせい、という感じ。
マスコミでさらし者になるよりは、死んでしまいたかったという著者。逮捕後14日間の絶食も、死ぬつもりでやったらしい。

じぶんと親の名誉を回復したいという、強い思いは伝わってくるが、
出版によって、被害者の遺族が深く傷つくであろうことには、みじんも考えが及んでいない。
むしろ、この時点で、しかも逃亡記の印税を慰謝料として渡すというのは、考えが浅いといわざるをえない。
その態度は、案の定、さらに深く深く被害者の家族を傷つけた。

著者本人の罪状は出版時は死体遺棄のみ。
被害者を「死なせた」という表現は、計画性がなかったことをにじませているのか、
大きすぎる罪を犯したためにまだ向き合えないのか。

プライドが傷つくと、かっとしやすい性格、判断力も未熟だった著者。
逃亡の直後から罪の大きさを自覚し、恐怖していることはわかるが、
図書館やまんが喫茶を利用し、稼いだ金で二度も整形し、冷静かつ大胆に逃亡生活を続けていたわけで。

警察関係者の人には逃亡者の捜査の参考になるのだろうか。
駅とか電車とか飯場とか離島とか、捜査の対象にならなかったはずはないと推察するが、発見できないという不気味さ。
早い時期に、どこかの駅で警官が声をかけているのに、それでも著者は逃げられた。

身元を証明するものなしに働ける世界があることにも驚く。
これも警察には充分予測できたことだと思うが。

造園家をめざしていたという著者。表紙や本文中のカットも著者だという。
英国人から英語を学ぼうとしたのも、イギリスの造園を学びたい気持ちがあったのかもしれない。
裕福な家庭で才能を育む援助も受けられたし、学ぶ能力もあったようだ。

My life is for me. 著者は被害者の最期の言葉を覚えていた。私の命(人生)は私のためにある。
被害者はほんとうに浮かばれない。善意から、造園家をめざす若い学生に、英語を教えただけだ。
心の広い人だったのだろう。命を落とす瑕疵は見当たらない。
ひとりで男性の部屋を訪問したのが被害者の落ち度とはいえない。
欧米の女性だから、性行為におおらかというわけじゃない。むしろ逆ではないだろうか。
欧米だからこそ、日本以上に、男女関係なく友だち関係が成立する
男女がただの友人として、ひとつのマンションやホテルの部屋をシェアするのは珍しくない。
女性が男性の部屋を訪問したからといって、その女性がセックスに同意したことにはならない。
被害者は、著者を友人、あるいは生徒として信用したから、部屋を訪ねたのだ。

被害者は、どうやって、こんな事件に巻き込まれないように、身を守ればよかったのだろう。

犯罪をおかした人の手記は、どれだけ誠実に書かれていたとしても、読者には闇が残る。
このレビューは参考になりましたか?
105 人中、81人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By missrio トップ500レビュアー
自意識過剰で自己愛の強い人だ。
自分で書いたという表紙の絵は自画像。
表紙をめくってみると,扉も自画像。
ひっくり返して背表紙を見ても自画像。
所々出てくる挿絵も,幻覚を見ている「自分」や,島を眺める「自分」の絵。
自首する気は毛頭なかったけど,捕まったとなれば,
本を出版して自己アピールしてみる。
女装癖はない!と必死に誤解を解こうとしてみたり,
TVの再現映像に出てきた自分役の人が醜かったと憤慨してみたり,
退屈な内容である。
出版の是非はさておき,殺人犯の逃亡記だからハラハラ面白いのかと思ったら,
パニクって逃げようとする逮捕直前の心理が比較的リアルに書かれたラスト20ページを除き,
特に面白くなかった。
「はじめに」に,「懺悔のひとつとして記したい」とあり,
オビにも,「懺悔の手記」と書かれているが・・・・一体どの辺が懺悔のつもりなのだろうか。
人から借りて読んだが,自分でお金を払わなくて良かった。
このレビューは参考になりましたか?
33 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ある程度情報は出ているけど、犯人が被害者とどういう出会いをしたのか、どういう経緯で殺してしまったのかが知りたかったのに、話はいきなり逃亡する場面から始まる。終章でそのくだりが出てくる構成かと思いきや、警察に捕まってとってつけたような贖罪の言葉を並べて終了。

最初4、5万円持って逃げたと書いてあったが、最初に沖縄で5千円もらうまで、その金額じゃ到底足りないようなルートでの逃亡や生活ぶりだし、「新宿歌舞伎町のゲイタウン」とか、たとえ本人がそう言ったとしても校正の段階で「2丁目」に直すくらいのことはしろよと思ったり、早く出したかったのかとにかく雑な印象を受けた。小向美奈子や酒井法子の自伝みたいに、どこまでが本当でどこからか嘘なのか、どこまでが本人の言葉でどこからかライターの創作なのかゴチャゴチャな感じ。

あと、犯人にとっては人を殺して逃げるよりも女装したり男に体を売る方が人間として下にあたる行為らしい。あの一連の話はまったくの嘘だったのかなあ。普通逃亡者の性癖の話なんて出ないもんだけど、ある程度証拠を掴めてたからそういう下世話な話が前面に出てたんじゃないかと。そういう疑惑をまったくの嘘だと思わせる記述も何もないし、ただただ読後感の悪さだけが残った。
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素人文体だが感動した
とあることから昔元受刑者の方と会ったことがあるのたが、その方とは違い市橋は普通の人間だと感じた... 続きを読む
投稿日: 25日前 投稿者: gaga
事件を知らずに読み始めたところ・・・
最初は、何も知らずに本屋で見つけて立ち読みした。
出版直後だったと思うが、一冊だけしかなく、ひっそりと本棚にあった。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 1000mile
何かが足りない
事前にネットやニュース等で市橋達也や事件のことを予習した上で読む。殺人から逮捕までの状況と回想を克明に記した本。犯罪を犯して逃走する人間の心情は垣間見れる。そして... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: チアキ55
同世代として読む
文字数が少ないので一日で読めました。
感想は、別に暗くなく、相変わらず幻冬舎はいい仕事をするなと思いました。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ガンジス皮
すごい記憶力です
人を殺める前にこの能力を生かす事は出来なかったのか、
生かしたいと思わなかったのか、殺めた後では何を書いても
無意味だと思います。
投稿日: 3か月前 投稿者: 影
逮捕されるまでを購入
以前から欲しかった一冊ですが、安く買えてよかったゆっくりよみたい。品も大変きれいだし 早く届いたしよかった
投稿日: 3か月前 投稿者: にゃんこみみ
サバイバル本
既に他のレビューでも書かれている通り、リンゼイ氏との個人的な馴れ初めや、あるいは著者の生い立ちにはほとんど触れられていない。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: リゾット
貴重な資料 2000年代の地方国立大の普通の学生と社会が分かる
彼の謝罪や懺悔を聞きたい人、何を考えていたか、事件の心の部分などを求めている人にはには全く無用の本だが、虐待にあって家を出なければいけない状況にある未成年、暴力団... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: いいい
良く理解できない
 まずサブタイトルの「空白の...」というのが良く理解できない。
読んでみて、結構色々な意味で濃密な2年7ヶ月であることは... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: yuta
何なのだろう。これ映画化されるらしい。
発売当初買って、まだ読み切ってない。というよりも、読んでてひたすらむなしさだけが残る。結局読むのを止めました。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 買ったよ
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