キャラクターが魅力的でした。まず主人公は頭脳で戦うタイプで、性格も計算高く冷徹です。これが読んでてとても頼りになります。不利になったり出し抜かれたりする展開もありますが、頭一つ抜けた賢さで他のキャラを圧倒する様は痛快でした。他のキャラについても、まだほとんど話に関わっていないキャラも多いですが、面白い性格をしている者も多くて、駆け引きや会話は読んでて楽しかったです。
ストーリーについても、基本シリアスで先の読めない展開にハラハラさせられましたが、ややギャグ調なヒロイン勢でコミカルな描写もちょくちょくはさんで来たり、主人公の立ち回りが上手くて特に険悪な雰囲気にはならなかったりと、心臓に悪いようなハードさは控えめだったので、個人的にはちょうど良かったです。逆に言えば、戦いを無理強いされるタイプのバトルロワイヤルとしてはかなりマイルドな方です。脱落者の処刑シーンはけっこうさらりと終わって、あまりグロくはないです。断末魔の叫びとか血しぶきとかはありません。また脱落者にもまだ希望があるような終わり方をしているので、刺激を求める人には向いてないかもしれません。
ちなみに、表紙でのヒロインの露出度の高さに反して、お色気シーンはほぼ皆無です。カラーイラストの一枚絵で我慢しましょう(笑)。