いきなり「女将になります」と言っても所詮は大女将の長男の息子の婚約者。
跡取り予定の柾樹の父親は家業を継ぐのがイヤで家を出ました。
しかも柾樹はホテルマンを目指して横浜にいます。
それでも夏美は新女将になる予定です。
婚約者の立場をまったく考えていませんね。
家を切り盛りしている次男とその嫁の女将から見れば面白くないですね。
というか夏美に関わる人間は納得が逝かないでしょうがw
ああ、それでも夏美に面と向かって矛盾を問う登場人物がいない。
構成自体がまずく物事が夏美中心に回っていく。
でも仕方がない、
それがこのドラマ「どんど晴れ」のルールですから。
完全に破綻した構成と必死になって演じている役者陣が妙・・・つーか切ないです。
宮本信子さんが現女将を演じているのですが
結構夏美に好意的な内面ものぞかせるのですね。
他の役どころの方もしかり。
しかしそうやって役者さん達の作り上げたキャラクターをぶち壊していく脚本の破壊力。
夏美と対立している人間は旅館を食い物にしている悪人だったというヲチが
必ず嫌という程つきます。
同僚達や先輩にあれほど反発食らっているのに女将になるのに必死な夏美。
夏美の行動に説得力がありません。
脚本家の方もそれがわかっていると見えて周囲を悪人にせざるを得なかったと
こちらも穿った見方をしてしまいます。
しかも夏美の対立人物の方が筋道が通っている為、そのイベントも突拍子のない暴走話。
このBOXでは夏美のライバルの女の子が登場しますが、初っ端から金を猫ババさせて
本人の人格をわざわざ貶めています。
常識から考えてありえないし結局この事件も有耶無耶にするのはよろしくありません。
ふつーは警察に突き出すのが普通でしょう。そういう当たり前のヲチが
出来なかったという事はスタッフ自身この展開に無理がある事を認めていたのでしょう。
主人公の行動に言い訳するだけの脚本と展開は面白くないものだと痛感しました。