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連合赤軍物語 紅炎 (プロミネンス) (徳間文庫)
 
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連合赤軍物語 紅炎 (プロミネンス) (徳間文庫) [文庫]

山平 重樹
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

連合赤軍事件への道程を「革命を目指した若者の青春群像劇」という斬新な視点から躍動感あふれる筆致で描く実録巨編

内容(「BOOK」データベースより)

「革命」という言葉が日本で現実感があった1960年代後半、全国各地で革命運動に燃えた多くの若者たちがいた。やがてキューバ革命にシンパシーを感じていた「赤軍派」と毛沢東に強く影響を受けた「革命左派」が接近、「連合赤軍」を結成。波瀾の運命へと突き進んでいく。アウトローノンフィクションに定評のある著者が描く渾身の青春群像巨篇。

登録情報

  • 文庫: 471ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2011/2/4)
  • ISBN-10: 4198933138
  • ISBN-13: 978-4198933135
  • 発売日: 2011/2/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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連合赤軍の起こした事件の当時,私は幼児だったので勿論記憶はないのだがこれだけの大きなムーブメントだったのに
私が彼等と同世代になった時,当時の若者達を語る人は不思議な事に既にもうおらず,過去の出来事として忘れ去られていた感がある。
若松監督の名作映画をDVDで観て非常に興味を覚え,様々な本を読んだが「日本語と思えない専門用語」が飛び交うばかりで
「過激過ぎてあまりに現実的でない考え方」にどうしても(何故ここまで極端な結末になったのか)その真意がわからなかった。
しかしだからといって「理解出来ない関係ない」で忘れるにはあまりにも事実は壮絶であり、魂の入った若松作品を観たらとてもスルー出来ず,
個人的にもっと掘り起こして知りたくなった。
今でもどうしても彼等にシンパシーを憶えないし,理解し難い事だらけだがこの本は他の本に比べて著者が非常に客観的に組織の流れを淡々と追っているので全体像が掴みやすく現在連載中の漫画「RED」などに比べると組織の描き方にも偏りがなくスンナリ頭に入ってくる。

山荘総括リンチのハイライトでは何故にあそこまで急激に総括が進んだのか,そこに革命左派を赤軍派の配下に取り込もうろしていた森の思惑があったとか,川島豪を崇拝してた坂口がどうして森の独走を支持して協調したのか,そこに森の川島路線訣別を迫る脅迫めいたものがあり従いざるを得なかった、などの記述があるのでただの集団ヒステリーとしか思えない怖さから一歩先へ進めた気がした。

今の若者や自分の世代を当時と比べて云々言う気はないし,私にはそんな資格もないが元は世の中を良くしたい,という若い純粋な気持ちがどうしてこんなにも変貌してゆくのか、幕末の獅子やオウム信者なんかと比べるのもチョッと違うだろうけど(オウムだったら美人の遠山も妊婦の金子みちよも広告塔として使われてあんな末路は遂げなかったろう)彼等の不器用な真摯さはあまりに痛々しい。元はひとつだった筈の理想が集団になってネジ曲がってゆく様を想像し分析するに適した本である。この1冊で終わりではなくここからさらに掘り下げる第一歩に適した本だと思う。
ただチョッとはしょった部分が幾つもあって詳しい人には物足りないかもなので星ひとつ減点。
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あの時代、私は高校生だったけれど、直接に活動していない学生たちの間にも、行動や言動について、どちらが純粋かを競うような、きつい緊張感があった。連合赤軍の「総括」という末路については、森氏、永田氏という2人のリーダーのやや特異な性格も関与していると、この本を読んであらためて思う。彼ら以外のメンバーがリーダーであれば、メンバー相互の緊張の高まりはあったとしても、「総括」、あさま山荘への立てこもりとはならず、市街戦のような展開となったのではないか。そして、「総括」が明らかになった後の、学生運動に対する世論のクールダウン、そして世の中そのもののクールダウンも、別の展開がありえたのではないか。
しかし、それは「もしも」という話にすぎない。いま、世界に向けて何ができるのか。「殺された」若者たちのことを思いながら考えた。
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連合赤軍事件について、赤軍派と革命左派の結党から両派の合同、その崩壊に至るまで、小説という形で表現している。これら組織にかかわったいろいろな人に焦点をあててその生い立ちなどを記述するなど、ページ数としては500ページ近い大著であるにもかかわらず、読者を飽きさせず、一気に読むことができる。連合赤軍事件について書かれた本は多数あるが、そのほとんどが当事者あるいはそれに類する方々のものであるのに対して、著者のスタンスはあくまで中立な第三者的なものであり、まず歴史としての連合赤軍事件を一貫して理解する上で非常によい本であると思う。
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