内容紹介
千年前にえがかれた「女の生きざま」を味わう――。
2008年は源氏物語千年紀です。千年もの長い間、連綿と読み継がれてきた源氏物語は、世界最古の長編小説というだけでなく、日本独自の文化の形成において、源泉の役割をはたしました。
本書は、この卓越した文学作品の「逢瀬」=情交場面をたどります。「逢瀬」とは、男と女が一対一で向き合う緊迫した真剣勝負の場。そこでは、源氏物語のヒロイン達が物語の中での役割を超えて、一人ひとり個性的な感性・心情・ふるまいを示します。つまり、ヒロインが背負わなければならない問題、女の生き方の問題が鋭く立ち現れます。
紫式部に五十四帖もの長きに渡って源氏物語を書かせた内なる力は、人間の生き方についての、深い興味とあくなき探究心。紫式部が提示した現代にも通じる人間認識の深みを、源氏物語研究の第一人者が軽快な文章で読み解きます。
この機会に、源氏物語が指し示す人間ドラマをお楽しみください。
内容(「BOOK」データベースより)
源氏物語の女君たちは光源氏との関係を生かされる中で、おのずと「世の中」の問題、つまりは女の生き方の問題に直面させられる。紫式部に五十四帖もの長きにわたって書き続けさせていった内なる力は、人間の生き方についての、深い興味とあくなき探求心。源氏物語研究の第一人者が、この物語がえぐり出す人間認識の深みを読み解く。