同じZ会出版の中で「速読速聴英単語」シリーズが、どちらかといえば社会人、資格試験向きの内容であるのに対し、大学受験生の使用が多いのが、「速読英単語」「速読英熟語」シリーズである。
レベル別の英単語・英熟語を英文中で覚えるという目的が前面に出ているためか、英文はありきたりの内容に終始するものが多く、大学受験生が読むものとしてもあまり面白いものではない。ただし、英単語・英熟語を覚えるという目的での使用には、本シリーズは英単語・英熟語の選定が優れており、英語の入学試験が標準レベルの大学であれば必修編、難易度の高い試験でも上級編と「速読英熟語」を学習することで、英単語・英熟語で困ることはないだろう。
英語は「知識」ではなく「技能」であり、身につけるためにはしっかりした「擂り込み練習」が必要である。
擂り込み学習方法としては、別売のCDも購入し、CDを聞いて英文の書き取り(ディクテーション)→精読→音読を繰り返し行うことが効果的である。書き取り、精読は各10回、音読は各100回程度は必要。
大学受験時にしっかりした英語基底能力を身につけることで、大学在学時にTOEIC、TOFEL、英語検定等の試験に挑戦するためのしっかりした基礎固めとなり、英語の不得意な新社会人と一線を画することが出来る。今後の社会人に求められる英語能力が益々大きくなることは間違いない。