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逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)
 
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逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) [単行本(ソフトカバー)]

渡辺 京二
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (92件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,052 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「私にとって重要なのは在りし日のこの国の文明が、人間の生存をできうる限り気持のよいものにしようとする合意とそれにもとづく工夫によって成り立っていたという事実だ」近代に物された、異邦人によるあまたの文献を渉猟し、それからの日本が失ってきたものの意味を根底から問うた大冊。1999年度和辻哲郎文化賞受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

渡辺/京二
1930年、京都市生まれ。日本近代史家。書評紙編集者などを経て、河合塾福岡校講師。熊本市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 604ページ
  • 出版社: 平凡社 (2005/09)
  • ISBN-10: 4582765521
  • ISBN-13: 978-4582765526
  • 発売日: 2005/09
  • 商品パッケージの寸法: 16 x 11.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (92件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
248 人中、236人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
この本を読んで、百数十年前の日本の認識ががらりと変わりました。

著者は江戸末期から明治初期に来日した外国人識者の目から、当時の日本人にとってはあたりまえすぎて記録にならなかった庶民の生活の息づかいを浮き彫りにしています。

幸福そうな笑顔、陽気でよく笑う、礼儀正しく親切、おおらかな性、子どもが大切にされている、動物との共生、仕事や生活そのものを楽しむ。こうしたことが、ある一部の地域や階層のみのことではなく、津々浦々、庶民の最下層にまで行き渡っていたことに目を丸くします。

「逝きし世」とは、この輝きに満ちた日本文明が死すであろうことを、西欧文明を持ち込んだ当の外国人識者が、明治初期に既に予見し惜しんでいたということ。墓標として書き残さずにはいられなかったという気持ちがよくわかります。

ところが、読後感は意外に明るいものでした。外の目から見ることで、気にもとめていなかった自分の良さを発見することがありますが、ちょうどそんな感じで、私たちの体の中にまだまだ江戸人の豊かさがあることを見た様な気がします。

文庫としてはかなりボリュームがありますが、証言集みたいなものですから、章ごとに「」部分を拾い読みしていくだけでも要点はつかめます。

常識を覆す良書です。
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173 人中、159人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 若村さき トップ500レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazon.co.jpで購入済み
すでに失われた日本のベルエポックを、外国人の目を通して描いています。

気をつけたいのは、著者が強調しているように、これは普遍的な「日本」論、「日本人」論ではないということです。19世紀(江戸末〜明治中期)の、特定の時代の日本を摘出しているのです。

さらには、当然あるに違いないダークサイドにはあえてふれず、良き面を中心に描いています。これも著者が強調しているところで、「何々について触れていない!」という批判はお門違いなのです。

この時代、人びとが、いかにゆったりと、足るということを知り、幸せに満ちた生き方をしていたか、著者の全面的な共感とともに、私たちも共感し、おもわず涙がこぼれそうになります。しかし、近代化の成功と引き換えにそれは失わざるを得なかったということで、胸がつまる思いがします。
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83 人中、77人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 生きるってなんだろ 2006/8/20
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazon.co.jpで購入済み
著者も述べている通り、異邦人達が好意の色眼鏡を通して見た日本であっても、彼らが強く魅かれた、もしくは自国の文化コードと著しく差異を認めた点こそ、日本の当時の文化を考察する上で重要なポイントだろう、という事なのだが、それが「人々の充足した生活ぶり」だったようだ。

前工業化時代、贅沢品はないけれど、だから日用品を芸術といえる域まで高めていった職人達、山のてっぺんから海まで耕作された田畑、長い唄の合間になされる力仕事、支配者階級(将軍ですら!)非常に質素な着物を着ているくせに、その色柄の趣味が非常に洗練されていた事実。

長らく戦争のない時代であり、工業的な進歩がなかったからこそ、その時代の人々は現代にあるようなストレスや不安から完全に開放されていたように思える。

人口も一定だったから、食物に困るような不安もなく、貧乏ではあるけれど不安もない、これは精神的には非常に楽な生き方だったんだろうなあ。

今の日本が、いや世界の方向性が間違っているとは言いたくないが、しかし本当にこの方向でいいのだろうか、と考えてしまう自分が、当時日本にいた様々な使節団の外国人達と被ってしまうところに何ともいえない感じを受ける。

外人の目を通し、時間軸も越えて自国を見る体験がこんなに面白いんだなあと思える一冊
... 続きを読む ›
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67 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 かつては日本もアジアの民だった 2005/12/12
By tamao
形式:単行本(ソフトカバー)
いまこの本を読むと、幕末から明治にかけての日本を訪れた西洋人の目に映った日本人の姿が、かつて自分が旅したインドやネパールで触れたアジアの民の姿とだぶって見えてきてしかたがなかった。空間を移動することで初めて知った驚きが、実は時間軸をずらせば、自分の祖先がすでに体現していた文明のある一面でもあったことを知った驚き。しかもそれはすでに近代とともに滅び去った文明の姿でもある。生きるとは何か。歴史とは何か。民族とは何か。読んでいて随所で笑い、また目頭を熱くする思いを禁じえなかった。長く記憶に残る書物である。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 日本人なら、読むべし。
日本の学校では教えてくれない、日本人像を教えられました。すべての子どもに、日本人に、ぜひ読んで欲しい本です。
投稿日: 12日前 投稿者: 内海正男
5つ星のうち 5.0 逝きし世の面影
忘れられていた日本のよさを思い起こし、日本人としての誇りを抱きました。
投稿日: 22日前 投稿者: 安藤芳明
5つ星のうち 5.0 すごくいい一冊!
参考文献も註も豊富です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: アヒル瑠比
5つ星のうち 5.0 やはり名著だと思う
著者は在野の研究者だと言うが、この本では大変緻密に
江戸時代の風俗が描かれている。江戸時代に訪れた... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: こばさん
5つ星のうち 4.0 明治初期からの日本人のあり方が分かる
明治初期に外国人が見たものと言われなければわからないほど、日本人の普遍的な性質をつかんでいる内容です。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: Boston Walker
5つ星のうち 5.0 外国人の視点に目から鱗でした。
明治維新の大きな歴史の転換点に外国人が日本人の良き習慣、振る舞いをしっかり見てくれていることに感動。日本人の良さを発見した思いです。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 杉本英雄
5つ星のうち 5.0 おもてなしのルーツを探る。
江戸時代幕末から明治にかけて日本を訪れた外国人の日本への思いが伝わってきます。日本人のライフスタイルとその所作(マナー)を知る上でとても貴重な情報を得ております。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: bakahaus
5つ星のうち 5.0 歴史の教科書に載せるべきすばらしい本。ただキンドル版はお勧めできない。
自分は多くの日本人のように左翼教育で、江戸時代の農民は過酷な税で飢えて搾取されてきたと教えられてきたが、それがいかに嘘だったのかよくわかり目からウロコが落ちた本。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Amazon Customer
5つ星のうち 5.0 再読三読じ値する名著
字の小さい新書版を避けて電子書籍にして正解だった。註を見るのも、そこから原文に戻るのも容易で文字の調整も簡単で、再読三読に値するこのような書物にキンドルは的してい... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 相川 祐一
5つ星のうち 5.0 素晴らしい本です
江戸時代の風情が感じられ、古き良き時代の風景が描かれています。現代にもその名残があることが興味深かったです。
投稿日: 4か月前 投稿者: 永田 憲治
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