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5つ星のうち 5.0
通訳・翻訳業界の「今」を知る,
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レビュー対象商品: 通訳・翻訳キャリアガイド2010 (単行本(ソフトカバー))
ジャパンタイムズが毎年発行している通訳・翻訳業界の総合ガイドブック。通翻業界研究用として有益な本である。 ムックや雑誌を含めると類書はけっこうあり、そんな中で本書の特長は取材力にあると個人的には感じている。 ジャーナリスティックな切り口と分析記事にそれが表れていると思う。 最近(〜2009年夏)の類書では2008年秋からの世界不況(通訳分野ではインフルエンザも)の影響について 取り上げられることが多く、そこでは基本的に通訳・翻訳会社へのアンケートなどから現状を把握して紹介している。 本書でも不況に関して特集的な扱いで「通訳・翻訳業界に起こっていること」(CHAPTER 2)と 「今、未来を切りひらく力とは?」(CHAPTER 4)が中心にとり上げており、 アンケートや取材による現状分析に加え、業界の今後を先読みしようという姿勢がうかがえる。 本書の後半部分にあたる、スクールの紹介や誌上講座、広告や求人情報などは類書とあまり差はないように感じた。 始めから伝えるべき情報が定まっているものは「わかりやすく伝える」ことを追求すれば十分だが、 積極的に差別化を図ってもいいかもしれない。 例えば、スクール紹介ページにある「この日の授業シーン」から掘り下げて 「受講生の1日」や「講師の1日」などを取材して紹介すると興味深い記事ができそうな気がする。 本書では書名からもわかるように通訳と翻訳をまとめて扱っているが、 基本的には両業界は別物なので別々の本として独立する手もありそうだ。 一緒に扱う場合は、通翻両業界の人をまぜた座談会などを開いても面白いかと思う。
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