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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
情熱的,
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レビュー対象商品: 途上国のグローバリゼーション―自立的発展は可能か (単行本)
開発経済学の分野に携わる人、そういった勉強をしている人にとって、この書は学問の原点を思い起こしてくれるものである。世界銀行やIMFといった国際機関であれNGO団体であれ、開発分野に携わる人間は、途上国の本当の声を聞くために、自分の持つ全能力を投入しなくてはならないということを再認識させられた。途上国の問題はそれほどまでにデリケートで、複雑なのである。そういった努力を怠ると途上国にどういった影響を与えてしまうのかということも書かれている。そういった問題提起をわれわれに与えてくれたという点で、この本は大きな意味があると思う。また、経済学に関する用語も出てくるが、本当にわかりやすく説明してあり、全体を通じて読みやすいものであった。多くの人に薦める。 大野健一の書は、もちろん経済学者の本であるから、理論だった話もある。しかし、それよりも増して情熱的である。理屈や理性よりも、情熱や感動を重んじる経済学者に出会えた。それがこの本を読んだ一番の喜びだった。
21 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
途上国援助に携わるor興味がある人は一読の価値あり,
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レビュー対象商品: 途上国のグローバリゼーション―自立的発展は可能か (単行本)
いわゆる「グローバリゼーション」に単純に反対するのではなく、前提条件として受け入れた上で、途上国の経済発展のためにはどのような政策が必要かを論じた本。著者は経済学博士であるが、数式は一切なく読みやすい。前著『市場移行戦略』(有斐閣)の続編と言える。著者の途上国経済観がより深まった印象を受ける。2章のベトナムの物売りの子供達の生き様や、6章の中央アジア諸国の政策担当者の実情など、途上国の人々の考え方も伝わってくる。1章では、今現在の途上国が国際社会から突きつけられている政策課題がまとめられている。3章では明治日本に関して(戦後日本よりも今の途上国を理解するうえで参考になるというのが著者の考え)、5章ではアジア通貨危機に関して、既存の研究に裏打ちされた解説がある。4章ではベトナムの経済発展戦略について、著者の具体的な考えが展開されている。著者も認めているように問題提起に留まっている印象がぬぐえないが、それだけ困難な状況に途上国が追い込まれているという現状認識を与えてくれていることに意味がある。途上国援助に携わる人、又は関心がある人は、一読の価値があると思う。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
誠意溢れる開発論,
By omr (東京都大田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 途上国のグローバリゼーション―自立的発展は可能か (単行本)
「市場移行戦略」の基本的主張を取り入れると同時に、著者の現実的な視点と誠実さが強く感じられる好著。面白かったのは「第二章」。著者の主張は、 現実に即したものの見方の必要性を十分認識する著者は理論家としての自分の限界を隠しません - ベトナムの政府と企業がいかに自由貿易下の競走に立ち向かう知恵と能力を身につけるか。解答はどうも「産業選択規準」の発見にはないようである。実際にはやってみるしかないのできないか。欠けているのは理論モデルではなく、具体的事実とつきあう根気である
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