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透明人間の納屋 (ミステリーランド)
 
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透明人間の納屋 (ミステリーランド) [単行本]

島田 荘司
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。……学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。

内容(「BOOK」データベースより)

透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。…学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。

登録情報

  • 単行本: 340ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062705613
  • ISBN-13: 978-4062705615
  • 発売日: 2003/7/30
  • 商品の寸法: 18.5 x 13.5 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本は講談社から出ている「ミステリーランド」の第一回配本函入りの超豪華な装丁です。

「かつて子どもだったあなたと少年少女のための“ミステリーランド”」なのですが子どもだけでなく大人も充分に楽しめるしもし子どもが読むのならば年齢を重ねるごとに何回も読んでそのたびごとの感動を味わって欲しいですね。担当編集者は新本格の生みの親・宇山日出臣氏なので良質のシリーズになると思います。

一言でいうと面白かったです。子供向けということですが中に出て来るのは透明人間と密室のトリックでありそこには島田荘司が全力で取り組んだ作品のみが持つせつない雰囲気が漂ってきます。ほんとにこの人は仕事に対して手を抜くということをしませんね。

主人公は昭和52年に9歳だったと語る「ヨウちゃん」この少年と少年を優しく見守る青年真鍋平吉の友情と別離が語られます。

「太陽系はね、時速百万キロというものすごいスピードで宇宙を突き進んでいるんだ。」という言葉で始まる冒頭の会話などはこういうお兄さんが身近にいれば自分の少年時代もさぞかし楽しかっただろうなと思わせてわくわくします(僕がそういう青年になるべき年になってますが)

そんな青年がヨウちゃんに透明人間の薬の存在を告げてそこから世界が動き出します。
ホテルの一室から消える女性、その女性が消えてから移動できるはずの無い距離を移動して死体で発見されます。
透明になった女性が自分で移動したとしか思えない状況のなか少年と青年には別離のときが迫ります。少年が成長していく姿が丁寧にかかれていると感じました。

たまにはこんなミステリーも良いですね。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
成長の意味。 2007/4/19
形式:単行本
この作品は子供が読めるように書かれている、と同時に子供に分からないようにも書かれている。おそらく、子供だった読者が大人になって再読することを期待しているのだろう。

それはタイトルにも表れている。この小説には英文のタイトルも付いているのである。
『The Invisible Man's Virus』、直訳すると「透明人間のウイルス」

冒頭には宇宙から飛来するウイルスという話があるので、子供のように素直に読めば「ああウイルスというのは、このことなのだろう」と思うが、実はVirusという語には「道徳、精神上の害毒」という別の意味もある。
無論、小説の最後には「透明人間というのはこういう意味なのですよ」という一応の説明はなされるわけで、透明人間の正体には子供でも否応なく気づく。これは、言い換えてしまえば、教えられてしまっていることに他ならない。
しかし、この英文タイトルの掛詞「Virus」は自分から考えなければ、まず発見できない。「ウイルスとは何か?」という問いかけは本文中にないのである。これは、英文タイトルの意味を知っていて(知ろうとして)初めて問われることなのである。

人間というものは、年齢が20才に達すると自動的に子供から大人に成るわけではなく、知ること、知ろうとすることで人は成長する。子供の頃、分からなかったことは、大人になった今になれば、当たり前のように分かる。しかし、透明人間という未知のものを生々しく感じることは、だんだん難しくなっていくのだろう。成長は嬉しいことである反面、悲しいことでもある。それは主人公の少年ヨウイチが大人になって、過去を振り返る時に感じることに似ているような気がする。

子供のころ、自分が読んだ本が手元にあれば、これを期に再読してみるのもいいかも知れない。
ミステリとしては若干楽しめない部分もあったけれど、十分に意味のある良書だと、個人的には思う。あと装丁・装画もしっかりしていて、本として良い。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
オリジナルは講談社企画の『かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド』の第一回配本。僕は初版本を手に入れたが、石塚桜子さん(この人は「異邦」の扉に還る時にも島田氏の絵をプレゼントするところがでてくるがまるで『犬吠里見』みたいに素敵な画家さんである)の絵がとても印象的で、この本は是非とも文庫化されてもハードカバーを手に取って欲しいのが正直な気持ちだ。

全部にルビが振られていて少年少女を意識した作りになっている、が、内容的にはかなり現代を切る鋭いものになっていて、やはり読者は島田荘司を読んでいるもう少し上の年代向けになっている気がした。特に北朝鮮を描いた部分が鋭い。iPodでチック・コリアの『マイ・スパニッシュ・ハート』を聴きながら読んだが、結構ぴったりだった。

島田荘司でなければ書けない世界。石塚桜子さんの挿し絵ともども推薦したい。
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少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける講談社の思い切ったシリーズで... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: やるせな医
退屈せずに読み通せました。
幼年期のせつなさややるせなさを感じさせるような、センチメンタルな読後感でした。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/14 投稿者: skoz
流石島田さん
子ども向けだからこそ書かれた内容と、子ども向けだからと手を抜かない謎解きがしっかり両立している。さすが島田荘司。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/17 投稿者: 翠瑠
私には合わないタイプの作家
~透明人間をテーマにしたジュブナイル・ミステリー。

今度こそ“当たり”かな、と思って、毎回裏切られているのが私の島荘感です。... 続きを読む

投稿日: 2005/9/1 投稿者: レグルス
確かな存在感と力
奇怪な状況がきちんと論理的に説明されるのはいつもながらお見事。人間消失については正直いまひとつでしたけれども。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/16 投稿者: ねこのめ
島田荘司でなければ書けない世界
講談社企画の『かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド』の第一回配本。僕は初版本を手に入れたが、石塚桜子さん(この人は「異邦」の扉に還る時にも島... 続きを読む
投稿日: 2004/7/3 投稿者: voodootalk
少年少女向けと侮るなかれ。
 子供向けということで、ミステリーマニアを意識した奇を衒った記述が
削げ落ち、島田荘司のファンダメンタルで、コアな部分が残った物語にな... 続きを読む
投稿日: 2004/5/15 投稿者: znnn84
読み終わった後の余韻…
今、ちょうど「透明人間の納屋」を読み終わりました。
読み終わったあとのこの余韻…寂しいような、悲しいような、空しさ。... 続きを読む
投稿日: 2004/2/24 投稿者: kamome3114
こんな人がそばにいると少年時代は楽しい
この本は講談社から出ている「ミステリーランド」の第一回配本函入りの超豪華な装丁です。... 続きを読む
投稿日: 2003/8/6 投稿者: 仲村真哉
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