逆転裁判1と蘇る逆転のテキストを完全に収録した一冊です。
およそ450ページにわたる本書は、圧倒的なボリュームとほどよい重さで、いざというとき鈍器となりうるポテンシャルも秘めています。
脚本大全の名にいつわりはなく、当然のことですが、作中のセリフは全て入っています。
早口すぎて聞きとれなかったオバチャンの言葉や犯人の断末魔を、これでいつでもじっくりと味わえるようになりました。
本書の素晴らしさは、その濃密さにあります。
例えば法廷パートでは正しいルートでのセリフはもちろんのこと、選択肢や証拠品を間違えた際の証人や検事の反応、
一つ一つの証言をゆさぶったときの展開など、こと細かに掲載されています。
探偵パートで事務所の備品などをチェックしたときに表示されるメッセージも、
あますことなく全エピソード分収録されていたことには驚きました。
脚本部分以外にも、人物ファイルや証拠品ファイルなど
逆転裁判の世界を彩る嬉しいテキストが満載です。
本書は攻略本としての利用も可能ですが、攻略本など必要としないコアユーザーへ向けて作られていることに間違いはありません。
少々割高ですが、値段以上のものは確実に受け取れる価値ある一冊です。
第二弾と第三弾の登場にも期待しています。