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逆説の日本史17 江戸成熟編 アイヌ民族と幕府崩壊の謎
 
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逆説の日本史17 江戸成熟編 アイヌ民族と幕府崩壊の謎 [単行本]

井沢 元彦
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

幕末前夜の「闇の歴史」を暴く!

シリーズ累計430万部突破の歴史ノンフィクションの第17巻。
第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「アイヌ三大蜂起」。さらには、老中・松平定信が蝦夷地調査報告書を黙殺した理由にも迫る。第2章では、幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成り立ちを荷田春満、本居宣長、賀茂真淵、平田篤胤ら「国学四大人」の軌跡を通じて解読する。第3章では、天保の改革に挑んだ徳川幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れる様を詳述。優秀な官吏が国の行く末を見誤っていく歴史をあますところなく活写する。第4章では「なぜ日本の道路舗装率が中国・韓国などより低いのか?」という命題からいたずらに開発に走らず、身の丈にあった暮らし、完全リサイクル社会を実現した江戸の暮らしに陽をあてている。

内容(「BOOK」データベースより)

アイヌからの簒奪、対米愚劣外交、倒幕思想のルーツ…幕末前夜の「闇の歴史」を暴く。

登録情報

  • 単行本: 446ページ
  • 出版社: 小学館 (2011/2/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093796874
  • ISBN-13: 978-4093796873
  • 発売日: 2011/2/14
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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まだ半分しか読んでいないが、アイヌ史を日本史の重要部分として取り上げる視点に賛同する。司馬史観から、あるいは井上ひさし作品でこてんぱんにやっつけられる松前藩のアイヌ仕置きを複数のアイヌの立場から見ているのが新しい。後半も楽しみだ。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
正直、アイヌに関する北方史はこれまでまったく関心がなく過ごしてきたが、
本書を読んで興味が湧いてきました。

中盤で語られる朱子学の弊害は、本シリーズでくどいほど語られたことで、
そろそろ幕末から維新に移行して欲しいなと思いました。

後半で語れた江戸の風俗からみた黒船来航の考察は、かなり興味深いです。
自分自身、どちらかというと単純に開国してよかったねというスタンスだったのですが、
この章を読んで、はたして当時の人々にとってそれが正しかったのかどうか、
深く考えさせられました。

全体に、読者の視点を広げてくれる一冊だと思います。
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21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本シリーズも17巻。ファーンのはしくれとして、歴史への新鮮な「驚き」を本書や他の井沢氏の著作から数多示されてきた者の一人として、本書は見逃せないものであり、購入。

本書の題材は、
・これまで小生もほとんど知らなかったアイヌ民族の歴史
・「現人神思想創作の巨人」、本居宣長と平田篤胤の国学の内容とその思想の成り行き
・幕末へと繋がる日本外交の経緯と実像
これらの井沢氏によるスケッチと考察である。

半日で素読完了。本巻でも氏の非凡な洞察と軽快かつ鋭い論理とが展開されており、日本史の「山場」、幕末に向けて鋭さと冴えを増している、というのが全体的な感想。
・アイヌ史は「知らなかった」のでとても勉強になった。日本史を考える上でアイヌ史を抜きにしては考えられないということを教えてもらった。その上で維新後の同和政策と分離・差別政策とを比較・考察し、単純な善悪では測りえない、両者の「功罪」について、多角的な視点から、ヒジョーに興味深い分析を示す。ヒジョーに面白かった。
・本居宣長・平田篤胤の国学の展開のスケッチと分析も、いわゆる宗教的観点を加味してとても説得力に富んだ展開。この点は歴史を通じて「日本人とは何か」という、このシリーズが問うてきた根本的な問題・謎に大きく関わるところであり、一般的にはタブー視されていて知られていない事実を掘り起こし、そこに論理の光を当てる。氏の仕事には脱帽する。
・そして幕末の日本外交。この項は著者が以前「攘夷と護憲」で一度分析を行いその結果を世に問うたところでもあり、今日の日本にも共通する日本外交・安全保障の致命的欠陥を証明する形で展開。正に筆は「冴え、踊」っている。

井沢氏に抽象的なレッテルを貼り付けて黙殺しようとする人々がいるのは知っていたが、未だにその影響を受けて氏の言説に拒否反応を示す若者が少なくないと聞く。
別に氏の考え方に無条件に賛同する必要は全くない。反対しても全くOK。ただ、拒否してしまえば情報が遮断されるという損が生じるだけである。読んだ上で賛否その他をご自身の頭で考えてみてはいかがであろうか。

この春お勧めの一書です。みなさんどうぞ!!
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