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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
学会とは。,
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レビュー対象商品: 逆説の日本史 (3) (小学館文庫) (文庫)
シリーズ三巻目だが、言霊の威力、怨霊への恐怖などが力説されていた。内容自体はシリーズを通して興味深いが、一巻から読んでいると、このあたりで学会批判がくどく感じられる。井沢氏の意見はいちいちもっともだと思うのだが、あまりくどくいわれると、内容がよくても読み終わった後に爽快感を得られない。いったい井沢氏は、学会批判をすることによって、自分の主張の正当性を主張しているのではないか、とつい思ってしまうくらいで、その点は主張自体の評価から考えるともったいない気がする。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
面白くって悔しいから、★ひとつ減!,
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レビュー対象商品: 逆説の日本史 (3) (小学館文庫) (文庫)
井沢作品まだ2冊目の身で言うのは少々気が引けるのだが、それこそ「逆説」的にも、このシリーズで高校までの日本史を楽しく復習できる。だって「通説」をバッタバッタと薙ぎ倒していく過程で、どうしたって「通説」が再確認され、しかも扱うテーマはココゾという名場面ばかり。特段の歴史好きでなくても、「ああ、あの話ね」とオボロな記憶は甦るだろう。しかもそれが次々ひっくり返るのだから、快感。私が「あ!」と思ったのは「聖徳太子以後の『徳』の字のついた天皇をすべて検討し、むしろ不幸な生涯を送った天皇こそ『徳』の字が(鎮魂のため)贈られたのだ、だから聖徳太子も不幸なひとだったのだ、と考えるのが私の方法」(p425)という件り。関連してロゼッタストーンの話も出てくるんですが、これって構造主義的な記号論でしょ? 唯物史観の「当てはめ」(p422)に汲々としてきた日本史学に対して、著者の方法論が優位に立っているのは確か。イザワ本は他人の業績のツギハギだっていう批判もあるようだが、諸資料を編集しつつ自分の「歴史認識の方法」の切れ味をデモンストレートすることに主眼があると受け取れば、ま、そんなものか。 この巻で特に印象深かったのは、称徳の話。彼女が武則天を意識していた状況証拠や、生前から「宝字称徳孝謙皇帝」の号を名乗っていたことなどをテコに「中国かぶれ」の可能性を示唆し、宇佐八幡神託事件に「禅譲」の思想を見る議論は面白い。そこには「天皇制」vs「皇帝制」の思想闘争があったワケですね。また当時の仏教界の状況から考えて、道鏡が触女人戒を犯していたら周囲が黙っていたはずがないという主張も、ナルホドナーと思わされた。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本史を理解する為に必要な新たな考え方,
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レビュー対象商品: 逆説の日本史 (3) (小学館文庫) (文庫)
1、2巻で、・和の信仰 ・怨霊信仰 が日本を貫く大事な思想である事を喝破した著者が、本書では新たな視点を提示しています。 それが、「言霊信仰」で、「言った事が現実になる」と言う考え方です。 著者はこの言霊(コトアゲ)については複数の著書を著しており、そちらの方が内容は詳しいのですが、これが単独で機能する考え方ではなく、和と怨霊とセットになって機能するところが日本史のユニークなところであり、面白いところです。 この3点が現代に生きる我々にも影響を及ぼしている事、それくらい重要な事なのに、他の歴史学者がほとんど認めていない点も、日本という国を象徴している気がします。
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