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例えば、秀吉の名前ひとつにしても、ちょっと歴史好きな人、大河ドラマ好きなだけでもいいが、そういう人なら、「木下藤吉郎」が「羽柴秀吉」、「豊臣秀吉」に変わっていったことは知っていても、どういう事情でそういうことになっていったのかさえ、学校で習ったことはなかった。教科書に「羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)」などと書いてあった記憶はあるが、どうしてそうなったのかは聞いたことがなかった。
また、現在なくなってしまっているからとはいえ、秀吉が大仏を作っていたことも初めて聞いた。
秀吉の朝鮮出兵に関しても、既存の説では「欲に凝り固まった権力者」というイメージのものが多いが、当時の東アジアの国際勢力関係、さらにはその当時はヨーロッパの大航海時代(よく考えてみればこれも立派な侵略活動なのに、「大航海」などでごまかされていることも気にかかる)であったことも視野に入れて解説された本は皆無だったのではないだろうか。
北朝鮮や中国などの脅威が高まる昨今、特に外交に携わる人々はこの本を読んで彼らの思想や、歴史から大いに学ぶべきだと思う。
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