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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
歴史と対峙する自分の考えが変わった,
By 駝鳥 (京都府京都市上京区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 逆説の日本史〈2〉古代怨霊編 (小学館文庫) (文庫)
学生の頃の歴史に対するイメージは、とにかく暗記。年号や文化、人物をただただ暗記するだけで、楽しいと言う感情は全く湧かなかった。逆説の日本史シリーズを含め、当著者の本は、一貫して歴史は繋がっている…遠い過去の事象であっても、それが未来の事象に繋がっていると言った因果関係が見えて、「そうだったんだ。」と感心することしきりであり、読み物としてもおもしろいと思う。ただ、歴史学会を毛嫌いし、今の教育としての歴史を批判するのは著者の考え方からすれば当然の結果なのかも知れないが、そのヒステリックなほどの批判が、本文の随所に埋め込まれているため、そこで思考が中断してしまう。あまりに多く出てくる印象があるため、それを無くしたら20%位は本の厚みが無くなるのでは?と感じてしまうのが、読んでいて非常に残念。歴史学者の行為に対し行っている批判を、自分の論理展開の中でも使ってしまっている(自説の正当性を論ずるために行う断定的な物言い)のも、ちょっといただけないと感じたりもします。 著者の説が正しいか、間違っているかと言った観点で言えば、私は歴史の専門家ではないので判断できないですが、一貫した論理展開は、少なくとも読んでいて心地よさを感じるし学生の頃に感じていた退屈さを考えると、勉強している訳ではないし、試験に役立つかは判らないですが、とにかく歴史が楽しいと感じられる。 歴史読み物として接すれば、面白い本の一つだと思います。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
怨霊信仰はひとつの宗教なのか,
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レビュー対象商品: 逆説の日本史〈2〉古代怨霊編 (小学館文庫) (文庫)
シリーズ2冊目の本書は、聖徳太子を軸に、「古代から現代にまで継続して受け継がれている、あるひとつの思想」を解説しています。これこそが怨霊信仰と言われるモノで、あらゆる宗教の枠を超え、日本人に生き続けている考え方だと著者は言います。そしてそのような結論を理解するためには、日本の歴史学の三大欠陥を理解し、それを乗り越える必要があると繰り返し説明しています(「日本歴史学の三代欠陥」こそが本シリーズの裏のテーマのような気もしますが・・・) よく考えれば、ここまで長期間日本人のこころから離れない怨霊信仰とは、それ自体でひとつの宗教として成立する事ができるわけで、なぜこの信仰が広く日本人共通の認識になっていないのかを不思議に思いました。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
論の展開にはやや強引さはあるが,
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レビュー対象商品: 逆説の日本史〈2〉古代怨霊編 (小学館文庫) (文庫)
飛鳥・奈良時代の人物や出来事について、非常に個性的な筆者の考えが述べられている。「天智天皇暗殺説」「天武天皇異国人説」など。さまざまな書物の記述などをもとに、理路整然と書き進められている。歴史に詳しい人ならば、筆者の考えに疑問を抱くこともあるのかもしれないが、わたしのような素人は大いに納得させられてしまう。すべてを鵜呑みにしてしまうのは危険であろうが、たいへん面白い話である。
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