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逆立ち日本論 (新潮選書)
 
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逆立ち日本論 (新潮選書) [単行本]

養老 孟司 , 内田 樹
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『下流志向』の内田樹と日本の知恵袋、養老孟司が火花を散らす。「ユダヤ人問題」を語るはずが、ついには泊りがけで丁々発止の議論に。それぞれの身体論、アメリカ論、「正しい日本語」、全共闘への執着など、その風狂が炸裂し、日本が浮き彫りになる。なぜこんなに笑えるのか。養老は「“高級”漫才」とこの対談を評した。脳内がでんぐり返る一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

養老 孟司
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞

内田 樹
1950年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同大学助手を経て、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 255ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/5/24)
  • ISBN-10: 4106035782
  • ISBN-13: 978-4106035784
  • 発売日: 2007/5/24
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
あくまで対談本です。
そう割り切った上で、読むと良いでしょう。
読み物としては楽しい。
ひとつ興味深い点があって、それは、養老と内田の、「発言に対する責任感」というか、「間合い」というか、「ゲシュタルト領域」というか、そういうのの違いですね。
その点で、この本においては、内田の「現代っ子」っぽさが露見していて面白い。
どういうことかというと、内田の発言には、基本的にある意味で、「批判されそうな適当すぎることは言わない」という「ナイーブな態度」が見え隠れするのです。
それに対し、養老の発言には、その手のナイーブさがほとんど感じられない。
どちらが正しい態度だ、と言うつもりはありませんよ。
しかし、この養老のKYさから、考えさせられることはいくつかある。
それはたとえば、「これぐらい堂々と専門外のことにコミットしても大丈夫なんだ」ということだけではなく、「でも、こういう態度って、使いようによっては(使う人によっては)、知識やルールをぐちゃぐちゃにしてしまうだろうな」ということなどです。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 養老孟司と内田樹、いまもっとも“胡散臭さの旬”な2人。で、その対談はと言えば、養老先生の言葉を借りれば“高級漫才”、内田おじさんの言葉を借りれば“「リゾーム状」に脈絡なくだらだら”、まさに禅僧対禅僧による“蒟蒻問答”といったテイストである。内田は優れた文学作品を読む愉悦を「ぬるい風呂」に喩えているけど、この対談にそれはない。読んでいてもあまり楽しくない。2人の会話の間には、隙間っつーかヌケが1ミクロンもなくって、かなり息苦しい。まぁ2人がいっぱいいっぱいにがんばってる訳じゃなくて、読者がついていくのにいっぱいいっぱい(少なくとも俺)ってことなんだけど。「ぬるい風呂」ってより、風呂のくせに緊張を強いる弱電流の「電気風呂」みたい。
 「優柔不断」と「臨機応変」って反対語のようでもあり同義語のようでもあるんだけど、この2人の思考法は「優柔応変」っていうか、ゆるゆるときびきびのどっちかじゃなくて、ケースバイケースで、どういう答えを出すのか常に読めないところがある。「正解はひとつじゃないし、常に変わる」ってことだろう。
 それにしても“意識というのは、「後だしジャンケン」”とか、“「日本人とユダヤ人」というスキームが日本人は好き”とか、“インターナショナルということは辺境”とか、“総長賭博型ソリューション”とか、“成功した人でフェアネスを語る人はほとんどいない”とか、“エスニック・アイデンティティというのは幻想的なものであると同時にリアルなほどに数量的”とか、“処理できない問題を山積みしておけばおくほど、脳はいやおうなしにその容量を増やす”とか、“コミュニケーションの場でやりとりされているのはコンテンツではなく解釈である”とか、最初から最後まで刺激的な議論の連続でまさに「電気風呂」状態。それがカラダにいいかってのは別の話なわけですが。そういう合理や功利を求めちゃいかんです。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 養老孟司氏は正直なのでこの対談を「“高級”漫才みたいなもんです」と自虐的に評しているが、果たしてどれほど「高級」であるかはご自身の“ ”の付け方を見ても想像できる。対談の中で彼ら自身「おばさん」っぽいと認めていた。そのレベルであろう。(この言い方「おばさん」から怒られそう ごめんなさい! おばさん…笑)
 「新潮選書」の蘊蓄(うんちく)を語った言葉によれば、新書よりもたっぷりとした読みごたえをもたせ、ひとつのテーマの全体像を提示することを狙いとした、ということが書いてある。そうだろう。読者もそう思っている。ここにこの種の「おばさん漫才的対談本」を入れることに編集部内で異論がなかったのだろうか?
 いや、内容はそこそこ面白い。これが新書で、あるいは安物の単行本で出れば文句はなかった。「選書」という看板と値段、それと内容とのバランスに納得がいかないのだ。
 「新潮選書」のためにこの本が売れないことを祈る。新潮社がまた同じ手で「選書」の品格を落としていく道を歩むことがないように。
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