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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
対談本としては上出来,
By 真島正人 "真島正人" (長野) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 逆立ち日本論 (新潮選書) (単行本)
あくまで対談本です。
そう割り切った上で、読むと良いでしょう。 読み物としては楽しい。 ひとつ興味深い点があって、それは、養老と内田の、「発言に対する責任感」というか、「間合い」というか、「ゲシュタルト領域」というか、そういうのの違いですね。 その点で、この本においては、内田の「現代っ子」っぽさが露見していて面白い。 どういうことかというと、内田の発言には、基本的にある意味で、「批判されそうな適当すぎることは言わない」という「ナイーブな態度」が見え隠れするのです。 それに対し、養老の発言には、その手のナイーブさがほとんど感じられない。 どちらが正しい態度だ、と言うつもりはありませんよ。 しかし、この養老のKYさから、考えさせられることはいくつかある。 それはたとえば、「これぐらい堂々と専門外のことにコミットしても大丈夫なんだ」ということだけではなく、「でも、こういう態度って、使いようによっては(使う人によっては)、知識やルールをぐちゃぐちゃにしてしまうだろうな」ということなどです。
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
まさに禅僧対禅僧による“蒟蒻問答”,
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レビュー対象商品: 逆立ち日本論 (新潮選書) (単行本)
養老孟司と内田樹、いまもっとも“胡散臭さの旬”な2人。で、その対談はと言えば、養老先生の言葉を借りれば“高級漫才”、内田おじさんの言葉を借りれば“「リゾーム状」に脈絡なくだらだら”、まさに禅僧対禅僧による“蒟蒻問答”といったテイストである。内田は優れた文学作品を読む愉悦を「ぬるい風呂」に喩えているけど、この対談にそれはない。読んでいてもあまり楽しくない。2人の会話の間には、隙間っつーかヌケが1ミクロンもなくって、かなり息苦しい。まぁ2人がいっぱいいっぱいにがんばってる訳じゃなくて、読者がついていくのにいっぱいいっぱい(少なくとも俺)ってことなんだけど。「ぬるい風呂」ってより、風呂のくせに緊張を強いる弱電流の「電気風呂」みたい。
「優柔不断」と「臨機応変」って反対語のようでもあり同義語のようでもあるんだけど、この2人の思考法は「優柔応変」っていうか、ゆるゆるときびきびのどっちかじゃなくて、ケースバイケースで、どういう答えを出すのか常に読めないところがある。「正解はひとつじゃないし、常に変わる」ってことだろう。 それにしても“意識というのは、「後だしジャンケン」”とか、“「日本人とユダヤ人」というスキームが日本人は好き”とか、“インターナショナルということは辺境”とか、“総長賭博型ソリューション”とか、“成功した人でフェアネスを語る人はほとんどいない”とか、“エスニック・アイデンティティというのは幻想的なものであると同時にリアルなほどに数量的”とか、“処理できない問題を山積みしておけばおくほど、脳はいやおうなしにその容量を増やす”とか、“コミュニケーションの場でやりとりされているのはコンテンツではなく解釈である”とか、最初から最後まで刺激的な議論の連続でまさに「電気風呂」状態。それがカラダにいいかってのは別の話なわけですが。そういう合理や功利を求めちゃいかんです。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
本当に理解できますか?,
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レビュー対象商品: 逆立ち日本論 (新潮選書) (単行本)
私は養老先生のファンで、数多くの著作を読んでいますが本書の中での
先生の発言は、凡てではありませんが他の著作での氏の意見と比べて 理解できないモノが多かった。 特にユダヤ人に関する箇所などは実感を伴って理解する事は到底出来なかったし、 何となく・・・という理解でしか読み終える事ができなかった。 本書の内容を本当に理解できる人はどれだけいるのだろうか。 当レビューの題を、反感を持って眺める方もいるのかもしれませんが、 余程の知識・知性・体験がある方は別として、 理解したと簡単に思う癖は止めた方がいいのではと僭越ながらに思います。 良く売れた先生の著作、例えば【バカの壁】は 相当低いところまで降りてきて頂いているんだなと感じました。
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